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2006年9月14日 (木)

奉仕者

函館の教会堂に住み込んで(http://lifestream.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_609e.html)、一番印象に残っているのは、ただ黙々と無償で働く、無数の奉仕者たちの姿です。

私が引っ越してきたのはクリスマス前でしたが、仕事帰りに来て、夜遅くまで、クリスマスの飾り付けを作成している人がいました。ある看護師の女性は毎週、非番の時に、会堂のトイレ掃除をしに来ました。教会学校(日曜学校)のクラスは、幼稚科から成人科まで、たくさんありましたが、ほとんどのクラスを支えていたのは、ボランティアの若い先生たちでした。

彼らの仕える姿を見て、私も同じように、いや彼ら以上に「仕える者」になるべきだと実感しました。それまで、「禅寺では、一番偉い人がトイレ掃除をするんだ」とか、「ある会社の社長さんは、自ら率先して、素手で会社のトイレを掃除する」とかいう話は、耳にしていました。しかし、教会に来てみると、仕える模範を示している人たちは、その辺にいくらでもいました。

後に会社勤めを少ししましたが、「ピラミッド型組織を逆さにして、一番上のお客様に仕える企業にすべきだ」とか、「指導者は、サーバント・リーダー(仕える指導者)であるべきだ」などといった考えが、世間に注目されるのを目にしてきました。でも、教会の奉仕者たちを知る私にとっては、何も目新しい話ではありませんでした。彼らはただ、イエス・キリストの模範に従って、愛をもって仕えていたのです。

「あなたがたの間で一番偉い人は一番年の若い者のようになりなさい。また、治める人は仕える人のようでありなさい。」(ルカ22:26、新改訳第3版)

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