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2006年9月 1日 (金)

大学卒業後の進路をどうしようか悩んでいた時、父が新聞の切り抜きを送ってきました。その数年前に創設された、政治家を中心とする将来の指導者養成を目的とした、「私塾」の募集広告でした。ある伝説的な起業家-経営者が、日本の将来を憂慮し、ポケットマネー70億円(!)を投じて作ったというものです。

私は、正直なところ政治家になりたいわけではなかったし、あまりにもかけ離れた話のような気もしました。後で父に確かめたところ、父も、私に政治家になってほしかったということではなかったようです。でも、なぜか神様がそこに導かれているように感じたため、入塾試験を受けてみることにしました。

3次試験の面接で、その伝説的な経営者に会いました。もう80歳代後半だったはずですが、眼光鋭く私を直視し、この人に嘘はつけないと思いました。将来の希望をあいまいに話すと、一言、「志を持たな、あかん」と言われました。

実に不思議な神様の計画により、この「塾」でしばらくお世話になることになりましたが、それから2年あまりの間、「志」を求めて、悩みぬくことになります。天地創造の神様のため、そして価値観が崩壊しつつある日本のため、自分は一体、何をしていったら良いのか、それがなかなか分かりませんでした。そして、それが分かった時、私はその天才的な経営者の学び舎を巣立つことになったのです。

「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」(ピリピ2:13、新改訳第3版)

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