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2006年10月19日 (木)

作文

メーカーに転職して、しばらくは挨拶まわりだとか、工場見学だとか、実習だとか、歓迎会だとか、お決まりのコースを通過しました。専門用語なども多く、覚えることは、たくさんありました。一通りの「通過儀礼」を経て本社に戻った時、与えられた当面の仕事は、「作文」でした。私のいた部署の主要な仕事の一つは、経営情報の収集、整理、提供であり、各自が与えられたテーマについて報告書を作成し、月報にまとめたのです。

男性3名(後に4名)、女性1名という布陣で、部専用のデスクトップワープロが一台しかありません。最初は私も他の人と同様、手書きで原稿を作成し、タイピング担当の女性にワープロ打ちをお願いしました。しかし、その女性もオーバーワーク気味で、新入りで残業もせずに帰る私の原稿打ちは、あまり嬉しそうではありません。そこで、私専用に、ラップトップタイプのワープロを購入してもらいました。

当時はまだ、液晶画面が1行からせいぜい数行くらいのものが多かったのですが、これでは文章は書けません。シャープの「書院」シリーズで、やっと10行くらい表示してくれるワープロを販売し始めたので、それを購入しました。確か、黄色っぽい画面で、もちろん単色です。それでも自分専用の機械で、順番待ちも気兼ねもなく、文章を打ち込めるのは、たいへん快適でした。ローマ字入力すれば、慣れているタイピングには何の問題もありませんでした。

ただ一つ、問題は、私は小学生の頃から、作文が苦手だったということです。何をどのように書いていいのか、まるで分からなかったからです。神様は不思議なことをなさるもので、今の私のメインの仕事には、原稿書きと、もう一つ苦手意識のあった楽器演奏(伴奏)が含まれています。強みではなく、弱みが用いられるとは、人生、何が起きるか分かりません。会社での仕事も、きっと神様が与えられた、文章書きの訓練だったのでしょう。

「しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」(IIコリント12:9、新改訳第3版)

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