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2006年10月17日 (火)

サラリーマン

実は私は、子どもの頃から、サラリーマンにはなるまいと思っていました。父は大手企業のサラリーマンだったのですが、どうも人間関係でずいぶん苦労したらしく、少なくとも私が小さかった頃は、子どもの目から見て、決して幸せそうに見えなかったからです。

祖父は僻地の診療所で医師をしていましたが、父は医者にはならず、大学院卒業後、札幌に本社のある会社に就職しました。結核で大きな手術をしたため、修士課程に6年もかかってしまい、その上、就職した当時は、学卒扱いだったようです。社宅に入れず、建売住宅を購入しましたが、ローン返済のため、家でアルバイトをしていました。一級建築士の資格があったので、図面引きです。部屋にはT定規だとか、計算尺だとか、小学生にとっては面白そうなものが置いてあったので、父の留守中、時々いたずらしに行きました。

平日は仕事とアルバイト、土日は接待ゴルフ、それ以外は碁を打ちにいったり、一人でクラシック音楽を聞いたりで、いわゆる「家族サービス」の記憶は、あまり残っていません。囲碁やゴルフのテレビ番組を、一人でごろ寝しながら見ている後姿は、なんとなく悲しげな雰囲気が漂っていました。会社生活が終盤近くなった頃に、やっと努力が報われたらしいですが、そこに至るまでは長年、サラリーマン生活の悲哀を味わったようです。

「とうとうサラリーマンになってしまった」というのが、私がメーカーに転職した時の正直な気持ちでした。数年後には留学したいという私の思いを両親は知っていたはずですが、それでも私の転職を喜んでくれたようです。トラックの仕事よりは、安定感があるように見えたのでしょう。心配ばかりかけている息子も、時には親に喜んでもらえるものです。

「あなたの父と母を喜ばせ、あなたを産んだ母を楽しませよ。」(箴言23:25、新改訳第3版)

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