学習発表会
先週金曜日は、小学校の学習発表会を見に行きました。5年生の発表は、自分勝手でわがままな男の子が、その欠点に気づき、反省するというテーマを、オムニバス形式の劇で表現していました。小5の次女は、劇には登場せず、BGMの音楽隊でピアノを弾きました。朝からヘアスタイルと服装に気をつかい、出かけていきましたが、観客席に対して、ずっと後向きに座っていたので、表情は見えません。ただ、練習どおりに大きなミスもせず、弾きこなすことができたようで、親としてはホッとしました。
オムニバスには、七夕の織姫・彦星、桃太郎と花咲か爺さん、浦島太郎、宇宙探検隊、ターザンと、いろいろな人たちが出てきましたが、最後の話は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」でした。日本人なら誰もが知っていると言っていいような、有名な短編ですが、クリスチャンになって再びそのストーリーにふれると、考えさせられるところが多々あります。
聖書によれば、地獄に落ち、手遅れになる前、この世を生きる一人ひとりにイエス・キリストという、天国へ通じる「糸」がたらされています。その糸による救いを信じ、自らの手でつかみさえすれば、自分で必死に登らなくても、神様が天国に引き上げて下さるのです。(自力で登るのは、不可能です。)それは、大勢の人がしがみつくと、切れてしまいそうな弱々しい糸ではなく、世界中の人がつかまっても決して切れない、丈夫な「命綱」です。他の人をけ落とす必要はまったくなく、すべての人がつかまるようにと、「神の糸」なるイエス・キリストは呼びかけておられます。
芥川龍之介は、聖書にふれたことがあったようですが、残念ながら、この「糸」を手にすることがなかったのか、35歳の若さで自殺してしまいました。最近は、痛ましい自殺のニュースが続きます。人々が「神の糸」のことを知り、しっかりとその手で握ってほしいと願ってやみません。
「神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです。」(Iテモテ2:5、新改訳第3版)
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