プチ同期会
今年は、昔の友人たちによく会う年で、月曜日も、中学時代の同期生たちに会いました。場所は、東京・新橋のガード下です。久しぶりに顔を見て、昔話に花を咲かせ、また、最近の悩み事などにも話が及びました。中学を卒業して、まさか30年後に連絡を取り合って再会し、当時は一度も話をしたことがない人とも、長年の友人のように会話がはずむというのは、まるで想像もできなかった体験です。
東京という大都市は、田舎暮らしの私の目から見て、いつも、「どうしてこんなにたくさん人がいるんだろう」と思うくらい、人間で溢れかえっています。大学進学のため、たった一人で上京した時には、大勢の群集の中、孤独感がありました。どこに行っても、知らない人ばかり。電車が到着するたびに、次から次へと数え切れないほどの人たちが降りてきて、その中に誰も知った人がいない、というのは、何だか不思議な情景でした。
見知らぬ人ばかりの雑踏の中、親しい友に出会うのは、砂漠の中にオアシスを見出すようです。何年ぶりに出会っても、昔と変わらぬ語り口と笑顔、そして以前と同じような行動パターンで、ちょっとホッとした気分になり、渇いた心がいやされます。いつも人を笑わせる人がいて、ちょっと気取った人がいて、せっせとお世話をする人がいて、物静かで遠慮がちの人がいます。「神様は、多様性を好まれる」と言った人がいますが、個性豊かな一人ひとりを、造り主なる神様は、深く深く愛して下さっているのだと思います。
孤独感と戦い抜いた私が、たどりついた結論は、「互いに愛し、愛される共同体をつくりたい」という強い願いでした。神様の愛を土台として、先ず愛に満ちた家庭を形成し、さらに「拡大家族」であるキリストの教会を建て上げるという作業を、20年ほど続けています。函館、所沢、ロサンゼルス、七飯と活動の拠点を移してきましたが、今年は札幌や東京、そしてサイバースペースにも、少しずつコミュニティが広がりつつあるようです。
「見よ。わたしは新しい事をする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。」(イザヤ43:19、新改訳第3版)
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コメント
こんにちは。
今日 初めて こちらのプログを訪問させて
頂きました。10月23日のプチ同期会の際は
お世話になり ありがとうございました。
shigekiさんとは 中学時代は別のクラス
でしたので、私は "当時は一度も話をした
ことがない人"の1人だったと思いますが、
このような形で つながりが出来たのは
素晴らしいことだと思っております。
これからも お会いする機会が多々あると
思いますので、その際は 宜しくお願い致
します。
投稿: chida | 2006年10月28日 (土) 12時36分
chidaさん
コメントありがとうございました。
先日は、楽しかったですね。
またそのうち、お会いしましょう。
祝福がありますように。
投稿: shigeki | 2006年10月29日 (日) 19時47分