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2006年12月25日 (月)

約束の成就を喜ぶ(マタイ2章)

Tree061203_1 ベツレヘムにおけるイエス・キリストの誕生をお祝いしに来たのは、羊飼いたちだけではありませんでした。星に導かれた「東方の博士たち」が、新たな王子の誕生を祝うため、イスラエルを表敬訪問します。この博士たちは、東(オリエント)から来たというだけで、どのような人たちだったか、よく分かっていません。今年10月に、82歳で天に召されたクリスチャンで、東大名誉教授、元フェリス女学院大学長の弓削達氏は、古代オリエント、メソポタミア南部のバビロニア地方から来た可能性があると、指摘しています。

同氏によると、紀元前7年、バビロニアにおいて、うお座で木星が土星と5回、大接近した観測記録があるそうです。バビロニアの占星術では、うお座は終末時代のしるし、木星は世界支配者の星、土星はパレスティナの星と考えられたとのこと。つまり、その大接近は、終末の時代、パレスティナで世界の支配者が現れる、という意味になったのです。(弓削達、「ローマ帝国とキリスト教」、河出書房新社、1989年)「東方の博士たち」は、バビロニアで星を見て、イスラエルに旅立った天文学者たちだったのかもしれません。

エルサレムの王宮で彼らと接見したヘロデ大王は、彼らの訪問目的を知り、仰天します。エドム人でありながら、ローマ指導層との友好関係に基づき、ユダヤ王と公認されていたヘロデは、自らの立場を脅かす可能性のある者たちを、極度に警戒していました。自分の妻や子どもたちさえも、次から次へと殺害していたのです。「お世継ぎの誕生」など、ヘロデにとっては、あってはならない非常事態でした。

すぐに聖書に詳しい学者たちを王宮に集め、キリストがどこに生まれるか、確かめたところ、すぐ近くのベツレヘムであることが判明します。700年以上前に記された、旧約聖書のことばに、そう預言されていたのです。ヘロデの隠れた思いなど、まったくあずかり知らぬ博士たちは、ベツレヘムで幼子と感激の対面を果たし、黄金、乳香、没薬を贈り物してささげ、自分の国に帰っていきます。

ヘロデはこの後、ベツレヘム周辺の2歳以下の男の子を、すべて殺させました。しかし、その時、ヨセフとマリヤ、そして幼子イエスは、天使の警告に従い、すでにエジプトに逃れていたのです。人間がいかに謀略をめぐらそうと、神様の永遠の計画をとどめることはできなかったわけですね。

定められた時、救い主がベツレヘムに生まれることは、神様がなされた約束でした。必ず約束を守って下さる神様は、キリストを信じるすべての人に永遠のいのちが与えられるという約束も、決してたがえることはありません。神様の約束が、ことば通りに成就されたこと、そして、これからも成就されていくことを、喜んでいきましょう。

「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである。」(ミカ5:2、新改訳第3版)

(写真は、自宅のツリーで、長男が撮影したものです。)

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