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2007年2月16日 (金)

渡米準備

留学のための必要書類には、TOEFL以外に、高校と大学の卒業証明書と成績証明書がありました。最初に行こうとしている聖書大学に、日本語を読める人など、もちろんいませんでしたから、すべて英語でなければなりません。高校の書類は大丈夫だろうかと、少し心配して電話をかけたところ、二つ返事で、すぐ送ってきてくれました。

ところが、出身大学の学部事務所を訪れ、同じように書類作成を要請すると、英語の成績証明書は作れないので、自分で作ってくれと言います。私は、大いにあきれましたが、そう言われれば作るしかありません。会社で作業するわけにいかないので、自宅から教会堂に自分のワープロを持ち込んで、もらってきた日本語の成績証明書を見ながら、せっせと英語版を作成しました。

当時のワープロは、父から「お下がり」をもらったNECのデスクトップ型「文豪」で、一回一回の変換に数秒かかるというシロモノでした。このワープロとコピー機、修正液を駆使し、機械ではなく手作業でカット・アンド・ペースト(切り貼り)をし、美しい「作品」に仕上げます。図工の自由研究のようでしたね(笑)。「作品」が完成したら、再び大学事務所に行き、内容に「偽装」や「捏造」がないことを確認してもらった上で(笑)、学部長のサイン(実際には印鑑)をいただきました。

必要書類をすべて揃えて、アメリカに送りましたが、今度は待てど暮らせど、向こうから何の音沙汰もありません。出身高校、大学とも、GPA(グレード・ポイント・アベレージ=成績の平均点)は入学基準を十分クリアしていたので、すぐにI-20という学生ビザ申請書類を送ってくれるはずでした。私は英語で電話をかけるのが苦手だったのですが、いくら待っても送ってこないので、意を決して、留学予定の大学に電話をしました。

入学手続きの担当者と話をすると、私のファイルを探し、書類の一つがまだ来ていないと言います。「そんなはずはない。すべて送った」と私が主張すると、電話の向こうで、「あっ、ここにあります」との返事。やれやれ。担当者はどうも、学生アルバイトのようでした。やっと送られてきたI-20を見ると、今度は私の誕生日が間違って記載されています。もう再発行は間に合いそうにないので、そのまま米国大使館に持っていき、ビザの申請をしました。祈りが聞かれたのか、記載ミスは問題にされなかったようです。

神様が示された地に行くのも、準備はたいへんです。しかし、私たち一人ひとりに最もふさわしい道を備えておられる神様は、私たちがどこに行くべきかを教えて下さり、その歩みを助け、祝福して下さいます。

「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。」(創世記12:1、新改訳第3版)

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