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2007年2月23日 (金)

フリーウェイ

「L.A.」、または「Greater Los Angeles」と呼ばれるロス一帯は、実は100以上の市の集合体で、ロサンゼルス市自体は、そのうちの一つに過ぎません。この地域には、2006年の統計で、約1,800万人が住んでおり、ニューヨーク周辺に次ぎ、米国第二位の大都市圏になるそうです。

鉄道がほとんどないこの大都市で、人や物のスムーズな流れを支えているのは、フリーウェイです。それはあたかも、体中に血液を絶え間なく供給し続けている、極太の血管のようです。日本の高速道路と違い、文字通り「フリー(free)」、つまり無料で、料金所も一切ありません。出入口も至る所にあり、どこに行くにもたいへん便利です。ガソリンも日本より格段に安いですから、自家用車さえあれば、今さら大金を投じ、大規模な工事をしてまで鉄道に乗りたいと思う人は、ほとんどいないのでしょう。

聖書大学の入学式の日、やっと車を手に入れた私は、翌日の朝、アパートのすぐ近くの乗り口からフリーウェイに入り、しばらく北東に走った後、分岐点で東に向かうルートに乗り換えます。両方とも、片側4車線くらいあったでしょうか。かつてトラック運転手をしていた時、毎日のように走った首都高速湾岸線に、少し雰囲気が似ていました。何事もなく、無事に学校に着いた時は、少しホッとしました。その日は授業終了後の夕方、新入生歓迎パーティーが予定されていました。

大学新入生のパーティーですから、20歳前後の人たちは、たいへん盛り上がっていました。しかし、初対面のアメリカの若者たちの中に積極的に入っていけるほど、会話も社交術も得意でない、30過ぎのシャイなオジサンは、ただ「大人しく」していました(笑)。パーティーから解放され、再びホッと一息ついた頃には、もう日が暮れていました。

来た道をただ引き返せば良いだけでしたが、フリーウェイに乗ってすぐの分岐点で、うっかり別なルートに入ってしまいます。疲れていたこともあったでしょうが、暗くて、案内表示が良く見えませんでした。後から思えば、しばらく走って、次の分岐点で西に向かうルートに入れば良かったのですが、その時は、私もまだ、フリーウェイ網がどこでどう繋がっているのか、頭に入っていませんでした。

あわてて次の出口で一般道に降り、逆方向の入口が分からなかったので、コンビニのような店に飛び込んで地図を差し出し、「ここはどこだ」と店員に尋ねました。ところが店員は、「分からない」と言います。家もまばらな、ただ道だけが四方に延びる、真っ暗な見知らぬ土地で、私は必死に地図を眺め回しました。正確な位置は、結局分かりませんでしたが、こちらに走れば良いかと思われる方向に少し走ると、感謝なことに、フリーウェイ入口への案内表示がありました。

アパートに帰ると、妻と長女、そして隣に住む教会スタッフの夫婦が、心配して待っていました。今度は、皆でそろって、ホッとしました。これが私の、フリーウェイ運転第一日の記念すべき出来事です(笑)。迷子になりそうな時でも、いつも、行く道を導いて下さる神様に感謝します。

「この方こそまさしく神。世々限りなくわれらの神であられる。神は私たちをとこしえに導かれる。」(詩篇48:14、新改訳第3版)

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