ラップトップ
92年に留学した時、アメリカに持っていったラップトップ・パソコンは、IBMの「PS/55 note」でした。国立科学博物館の「産業技術の歴史」サイトによれば、これは「初のノートブックPC」だったそうです。(http://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?18=&key=102090041079&APage=460)
私は、そんなことは何も知りませんでしたが、パソコンに詳しい知り合いの牧師から、秋葉原で安く売っているという話を聞き、買いに行きました。留学すれば、レポート作成に必要だろうと思ったからです。秋葉原の小さな店で、一式15万円で購入しました。プリンターも必要だったので、Canonの「BJ-10v」という小さなA4バブルジェットプリンタを購入しました。
パソコンに詳しい牧師は、たいへん親切な方で、初期設定もしてくれました。日本語ワープロ「VJE-Pen」に英文ワープロ「Word Perfect」、名簿管理用の「The CARD 3+」、ファックス用に「STARFAX」、日本語Windows3.0、そしてパソコン通信用のプログラムもセットしてくれました。40MBのハードディスクの中に、よく入りましたね。
壊れないように、ラップトップとプリンター、そしてケーブルと付属品すべてが入る、大きくて頑丈なキャリングバッグを買い、渡米の際、手荷物として持って行きました。この他に、ハードケース入りのギターと巨大なスーツケースが2個(帰国時は、さらにベビーカーとベビーシートも)ありましたから、ずいぶんな荷物でした。しかし、このパソコンは、たいへん重宝しました。
留学中は、ほぼ毎日パソコンに向かい、レポート書きをしました。「塾」の方からお願いされた「塾報」用の原稿は、パソコン通信経由で日本に送りました。渡米前に年賀状やクリスマスカード用の住所録をすべて入力しておきましたので、郵便物の住所はすべて、ラベルにプリントするだけでした。
帰国後は、依頼された本の翻訳にも、このラップトップが活躍しました。2、3年前、子どものおもちゃにしようと保管場所から出してきたら、もう全く動かなくなってしまいました。パソコンも、与えられた使命を全うしたのでしょうかね(笑)。神様が、パソコンの必要をすべて満たして下さったことを感謝します。
「また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。」(ピリピ4:19、新改訳第3版)
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