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2007年5月 3日 (木)

遺品

GW後半に行われた葬儀は、市内の葬祭場を借り、執り行われました。札幌の教会の牧師が司式をし、教会員の方々が奉仕をして下さいました。私は、それまで多くの葬儀をお手伝いしてきましたが、遺族(しかも名ばかりの「施主」)として出席したのは、初めてです。連休中にも関わらず、皆さん、快くご協力して下さり、たいへん立派な葬儀となりました。

葬儀がすべて終わった後、ふと見ると、実家に紺色の「Baby-G」を発見します。確か、長女が5年生くらいの時だったでしょうか。父は、孫娘の腕時計が壊れているのを知り、突然、新品の時計を送ってきます。CASIOの白いBaby-Gでした。どうやらこの時、自分もお揃いを買ったらしく、色違いの腕時計が実家にあったのです。

私が高校の時に買ってもらったデジタル腕時計も、確かCASIOでした。デジタル・ウォッチが出始めの頃で、分厚く重かった記憶があります。Baby-Gも、ちょっと雰囲気が似ていました。そこで、これを形見にもらってきました。

大学生になった長女は、さすがにもうBaby-Gは使っていないようですが、私は、6年経った今でも使用しています。キャンプの時はタフであり、海外出張の際は、モードを切り替えるだけで時差調整ができるので、たいへん便利です。

私が使っているのを見て、同じようなデジタル・ウォッチがほしくなったのか、今、中2の長男はG-Shock、小6の次女はBaby-Gを使っています。名探偵コナンの時計と違い、懐中電灯代わりになったり、麻酔銃で「毛利のオッチャン」を眠らせたりは、できませんけどね(笑)。

しかし、考えてみると、父の第一の遺品は、他ならぬ私自身と弟、そして孫たちなのでしょう。「遺品」は、大切にしていかなければなりませんね。

「あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。」(ヨハネ15:17、新改訳第3版)

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