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2007年5月16日 (水)

シーフード

北海道のシーフードというと、カニを思い浮かべる人が多いかもしれません。何年か前に、あるサモア人の牧師が、札幌に行った時、カニをご馳走になって、たいへん美味しかったと言っていたことがあります。もちろん、美味しい店はたくさんあるのでしょうが、安くはないので、家庭の食卓に頻繁に上がるものではありません。「でも高いよね」と、思わず私が言うと、その牧師は苦笑していました。

庶民の味として、よく食卓に上がる北海道の海産物は、鮭とホッケでしょうか。鮭は、そのまま焼いたり、ムニエルやフライにしたり、醤油や味噌につけたり、鍋物にします。ホッケは、フライや煮付けにし、干物は焼いて食べます。

函館周辺は、イカが美味しいです。刺身はもちろん、一夜干しや醤油漬けを焼いたり、煮付けたりして食べます。イカ飯というのもありますね。イカの体の中に、もち米をつめて、煮たものです。ホタテの稚貝というのも、安く売っています。小さくて間引かれたものだそうで、味噌汁にすると最高です。活ホタテは、刺身が美味しいですね。

首都圏に住んだ時は、北海道の新鮮な海産物が手に入りにくくなりました。カリフォルニアに行った時は、もうほとんど食べられなかったですね。月に一度、フリーウェイを30分走って、日本人向けのスーパーに買出しに行きましたが、そこに売っていて、口に合いそうな魚介類は、マグロとサーモンの刺身くらいでした。いつ獲れたか不明のイカの刺身には、なぜか塩味がついていて、函館出身の妻にとっては、許しがたい味だったようです(笑)。

新約聖書には、魚に関係した話がよく出てきます。使徒ペテロやヤコブ、ヨハネも漁師でした。4つの福音書すべてに記されている「5000人の給食」と呼ばれる奇蹟のエピソードでも、群集が一緒に食べるのは、その場に居合わせた少年が持っていたパンと魚です。庶民にとって、ごく身近な食べ物だったのでしょうね。

「そしてイエスは、群衆に命じて草の上にすわらせ、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福し、パンを裂いてそれを弟子たちに与えられたので、弟子たちは群衆に配った。人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、十二のかごにいっぱいあった。食べた者は、女と子どもを除いて、男五千人ほどであった。」(マタイ14:19-21、新改訳第3版)

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