イカとタコ
イカとタコは、多くのアメリカ人にとって、不気味な存在のようです。妻が大学生の頃、留学先のテネシー州に、実家からイカの姿そのままの珍味が送られてきました。ルームメイトの実家に持って行ったところ、みな気味悪がり、最後まで口にしない人もいたそうです。
2年前、米国ワシントン州から、私たちの教会に高校生のチームが来た時、最後の晩にイタリア料理店に行きました。妻は、ここで土産話づくりのサービス心からか、取分け用にイカスミスパゲッテイを注文します(笑)。男性陣は、口の中を真っ黒にしながら食べていましたが、女性たちは、さすがに食べませんでしたね。一人だけ食べようとした女の子は、最初の一口でもどしそうになり、水をがぶ飲みしていました(笑)。
チームの男の子は、イカを見ると、「スクイーティ(Squidy)!」と叫びました。そう、映画「マトリックス(The Matrix)」のシリーズに出てきた、イカ(squid)のようなロボット(?)のことです。人間たちが巨大で強力な「イカ」に追い詰められ、殺されそうになるというのは、昔からハリウッド映画によくあるストーリーですね。それだけ不気味さが感じられるのでしょう。
タコも、「不気味さ」では負けていません(笑)。滞米中は、妻はよくテレビで「スタートレック(Star Trek: The Next Generation)」を見ていましたが、そこに出てくるクリンゴン星人は、タコの足を食べていました。タコを食べるのは、やはり「異星人」のように感じられるのでしょうか(苦笑)。そう言えば留学中、なぜか無性に「たこ焼き」が食べたくなっても、当時は残念ながら、どこにも見つけられませんでした。
「パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)」に出てきたデイヴィ・ジョーンズも、「スパイダーマン2(Spider-Man 2)」に出てきたドック・オックも、タコのイメージでした。人間を襲う、うす気味悪い存在というイメージがあるのでしょうね。
サンディエゴにある「シーワールド(SeaWorld)」の水族館で、タコがガラスの壁面に吸盤で張り付いているのを見た私は、妻と顔を合わせ、思わず「美味しそう」と口走りました(笑)。もう帰国間際でしたから、新鮮なタコに飢えていたのでしょう。
ちなみに先日、済州島に行った時は、観光客相手に海女の人たちが、活きたタコの足を一本ずつ切り分け、その場でお酒と一緒に販売していました。私は、食べてみたかったのですが、前の旅行でお腹をこわしたため、「マシケッタ(美味しそう)」と声を掛けつつも、食べるのを控えました。韓国の人は、タコは大丈夫のようですね。
聖書に出てくる「海の巨獣」レビヤタン(Leviathan=リヴァイアサン)は、サタン(悪魔)の象徴とも考えられています。救い主なる神様が、この「巨獣」を打ち砕いて下さり、神の民の「餌食」として下さったことを感謝します。
「確かに、神は、昔から私の王、地上のただ中で、救いのわざを行われる方です。あなたは、御力をもって海を分け、海の巨獣の頭を砕かれました。あなたは、レビヤタンの頭を打ち砕き、荒野の民のえじきとされました。」(詩篇74:12-14、新改訳第3版)
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