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2007年5月31日 (木)

ラマーズ法

第一子誕生の時は、所沢に住んでいて、妻は函館の実家に帰って出産しました。最初から帰郷するつもりであり、しかも予定日より3週間も前、私が知らないうちに、帝王切開で生まれたので、立会いも何もありませんでした。

ところがアメリカでは、父親がいる場合、立ち会うのが普通だと聞きます。しかも、妻は、病院から指導を受け、ラマーズ法で産みたいので、夫婦一緒にクラスに出なければならないと言い出しました。

私は勉強に追いまくられ、スケジュール的に目一杯だったので、難色を示すと、妻は悲しげな顔をします。日本に帰って産むという選択肢も事実上、無理な話であり、異国でお産をする不安感もあったかもしれません。そこで、意を決して、クラスに出ることにしました。

初めてのクラスが開かれる土曜日、朝早くに長女を友人の家に預け、近くの病院に行きました。30代前半くらいで自分も出産経験がある、日系女性の看護師の方が講師です。集まったのは、10人ほどのお腹の大きな妊婦たちと、その夫や家族、友人たちのようでした。立会人は「コーチ」と呼ばれ、必ずしも夫でなくても良いそうです。

ラマーズ法は、1)お産に対する正しい知識、2)産むことに対する前向きな意志、3)呼吸法による痛みの軽減、4)立会いによるリラックスの4つにより、出産の苦痛や不安をできるだけ軽くしようというものだそうです。最初に渡された「読書課題」の分厚い資料は、妊娠・出産用語ばかりで何を書いているのかさっぱり分からず、読むのにたいへん苦労しました(笑)。

5、6回のクラスで、まったくの「素人」を妊婦の「コーチ」として育成し、あたかも医療スタッフの一人であるかのような扱いをするのは、さすがにアメリカ社会です。どこに行っても、「専門家に任せて素人は引っ込んでいろ」という態度が見え隠れする、どこかの国の文化とはまったく違った、自由と自発性に満ちた国の底力を感じました。

私たちも、人を育てる時、専門家か素人かにやたらとこだわらず、神様が与えて下さる自由と自発性を尊重していきたいですね。「キリストのからだ」と呼ばれる教会は、人格的に成長するコミュニティです。神様が、一人ひとりの個性と主体性を尊重しつつ、育てて下さることを感謝します。

「キリストによって、からだ(教会)全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」(エペソ4:16、新改訳第3版)

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