親と教師の協力関係
長女の幼稚園は、小学校と同じく、午前8時30分から午後3時まででした。ただ、幼稚園生の場合は、「お昼寝」の時間がありました。それにしても、幼稚園としては長い「就学時間」ですね。帰ってきてからも、たくさん宿題がありました。
最初は、「フォニックス(Phonics)」という、つづり字と発音のお勉強です。これは、日本でも最近、英語学習の上で注目されているようです。保護者も宿題を一緒にして下さいということで、「フォニックス」は、私と妻にとっても勉強になりました。教会学校のように、毎週、聖書の一節の暗記(暗唱聖句)もありましたね。
中休みの時間には、おやつも食べて良いということで、毎日、お菓子とお弁当を持っていきました。ごはんと卵焼き、唐揚げ、そしてウサギさんの形に切ったリンゴを、キティちゃんのお弁当箱に入れて持っていったところ、先生が感激して、「これこそ日本のお弁当だ」と、子どもたちに紹介したそうです。
おにぎりを持っていった時は、周りの子どもたちが、「スッシー(sushi)!」と叫んでいたとのこと(笑)。中身のタラコを見た子に「それは何だ」と聞かれ、「魚の卵(fish egg)」と答えると、今度は「ヤック(yuk=キモイ)!」という反応だったそうです(笑)。これこそ草の根日米文化交流ですね。
ちなみに、アメリカ人のお弁当は、手作りのサンドイッチがあれば手が込んでいる方でした。一番簡単なのは、スーパーで売っている「ランチャブル(Lunchables)」という、クラッカーでハムとチーズをサンドイッチするセットです。これにリンゴまるごと1個とか、バナナ1本だけというのが、いかにもアメリカ風のお手軽ランチセットでした。
保護者と教師の「垣根」が低く、親はいつでも、授業の参観ができました。先生のアシスタントをするボランティアも募集していました。遠足などの行事にも、親はついていくことができます。誕生日の子がいると、親は、クラスメート全員に、おやつの差し入れをしました。「バースデー・スパンキング(birthday spanking)」が、メイン・イベントです。これは、年の数だけお尻を叩かれるというもの。もちろんジョークで、軽く叩いたようですが(笑)。
聖書では、子どもの教育の責任は、親にあると教えています。教会付属「クリスチャン・スクール&キンダーガーテン」の先生たちは、それをよく理解していて、保護者との良好な協力関係を築こうとしておられたようです。
「あなたがたは、私が、きょう、あなたがたを戒めるこのすべてのことばを心に納めなさい。それをあなたがたの子どもたちに命じて、このみおしえのすべてのことばを守り行わせなさい。」(申命記32:46、新改訳第3版)
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