吹奏楽コンクール
世の中には、知らない世界というものはあるものです。私にとって吹奏楽の世界は、長女が中学に上がるまで、ほとんど未知の世界でした。長女は、中学の吹奏楽部でフルートを吹き、部長をつとめました。今は、中2の長男が、ユーフォニアムを吹き、副部長をつとめています。
先週の金曜日は、年1回のコンクール地区大会がありました。仕事の都合がついたので、妻と次女、そして義母とともに、函館市民会館に応援に行きました。道南で35人以上の編成をもつ5つの中学校のうち、2校だけ全道大会に行けるとのこと。長女が中1の時は、所属する吹奏楽部が、東京の全国大会にまで出場した実績があります。
私は、まったくの門外漢なので、聞いてもほとんど違いが分かりません。5校のうち1校だけは、音が滑らかで、美しい印象がありましたが、あとの4校は、どこが選ばれるのか分かりませんでした。それでも審査員の方々は、しっかりと聞き分けたようです。感謝なことに、長男の吹奏楽部は、全道大会に行けることになりました。
この大会は、1940年に始まったとのこと。戦前、戦中の課題曲は、「大日本」とか「皇軍の精華」、「航空日本」といったタイトルだったようですから、時代が反映されていましたね。今年の課題曲は、「光と風の通り道」とか「憧れの街」、「ブルースカイ」といったタイトルが並んでいます。平和な時代で良かったです。
聖書では、アダムの何代か後の子孫であるユバルが、「立琴と笛を巧みに奏するすべての者の先祖となった」と記されています。モーセに率いられたイスラエルの民がエジプトを出て、「約束の地」に向かった時は、角笛と銀のラッパがお祭りや合図のために用いられました。ダビデ王の時代には、礼拝のための音楽隊が編成され、集められた「達人」たちは、288名いたそうです。
キリスト教会はもちろん、音楽と深い関わりがあります。グレゴリオ聖歌は礼拝音楽ですし、バッハもヘンデルもモーツァルトも、キリスト信仰をテーマにした曲を書いています。最近、日本でブームになったゴスペルも、もともとは賛美歌ですね。現在では、ロック調あり、ポップス調ありで、あらゆるジャンルの賛美曲があります。演歌や沖縄民謡風の曲もありますね。
世界中の人々とともに、あらゆる楽器や声を用いて、創造主なる神様を賛美していきたいですね。
「角笛を吹き鳴らして、神をほめたたえよ。十弦の琴と立琴をかなでて、神をほめたたえよ。タンバリンと踊りをもって、神をほめたたえよ。緒琴と笛とで、神をほめたたえよ。」(詩篇150:3-4)
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