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2007年8月29日 (水)

日ユ同祖論

日本人の祖先には、イスラエルから渡来した「失われた10部族」がいたという説があります。日本人とユダヤ人が同じ祖先を持つという意味からか、「日ユ同祖論」と呼ばれています。

ユダヤ人の父祖は、アブラハムですが、その孫ヤコブの別名がイスラエルです。ヤコブには12人の男子が生まれ、その子孫がイスラエルの12部族になりました。エジプトからカナン(パレスチナ)の地に移住した彼らは、ダビデ王の子ソロモンの時代に王国の最盛期を迎えます。しかし、ソロモン王が外国の神々を拝むようになり、その結果ソロモンの死後、国は分裂し、南北分裂王朝となりました。

北の「イスラエル王国」では、代々の王が真の神様に従わず、早くに滅亡の時が到来します。滅ぼしたのはアッシリアで、紀元前721年のことです。南の「ユダ王国」は、神様に従う王が何人か出ましたが、次第に神との契約を無視するようになり、結局、紀元前586年、バビロニアに滅ぼされてしまいます。

南王国を築いたのは2つの部族で、北王国は10部族から成っていました。このうち、バビロニアに連れて行かれた南王国の人々は、その後、一部が祖国に帰還します。しかし、アッシリアに滅ぼされた北王国の人々は、歴史上消え去ってしまい、どこに行ったのか分かっていません。これが、いわゆる「失われた10部族」です。

イスラエルの民が神様と結んだ契約では、神に従わない場合には、ユダヤ人は世界中に散らされることになっています。ですから、おそらく「失われた10部族」は、全世界に離散したのではないでしょうか。と言うことであれば、その一部が、後にシルクロードとなる道を通って日本に来たとしても、何の不思議もありません。

日本の神社の構造は、古代イスラエルの幕屋や神殿に極似していると言われます。また、年中行事や祭りの習慣にも、共通性が見られるそうです。幕屋や神殿の中心に安置されていた「契約の箱」は、日本の神輿とそっくりです。「契約の箱」は、「失われた聖櫃(アーク)」として、「インディ・ジョーンズ」シリーズの映画にも登場しましたね。

この他にも、いろいろ共通点が挙げられているのですが、何しろ昔の話で、「日ユ同祖」を明確に記した記録が残っているわけでもなく、確証がありません。しかし、国を失ったユダヤ人たちが、ユーラシア大陸を横断し、東の果ての島々にたどり着いたという仮説は、私としては、歴史的なロマンを感じますね。

イスラエルの都エルサレムは、平和の町という意味です。かつて日本の都は、平安京と呼ばれました。血のつながりがあってもなくても、ともに平和を目指す国づくりをしていきたいですね。

「悪をたくらむ者の心には欺きがあり、平和を図る人には喜びがある。」(箴言12:20、新改訳第3版)

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