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2007年10月30日 (火)

ボストン

ボストン・レッドソックスが、ワールドシリーズを制しました。昨秋の移籍交渉の頃からメディアに出突っ張りの松坂投手は、なかなか思うように活躍できず、苦しみぬいた1年のようでしたが、最後に優勝できて良かったですね。大車輪で登板したにも関わらず、「自分は影です」と言い続けた岡島投手とともに、良いコンビでした。

ボストンという街は、私にとっては、憧れの地の一つです。マサチューセッツという場所は、クラーク博士の出身地でもあり、新島襄や内村鑑三が学んだ地でもあります。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)も、この地にあります。北海道とマサチューセッツ州は姉妹州であり、この州にあるコンコード町と七飯町は、姉妹都市になっています。ただ、松坂・岡島両選手が渡米するまで、こんなに熱心な野球ファンたちがいるとは知りませんでした。

もう20年以上前、北海道が主催した交流事業(?)で、ボストンの大学院生たちと一緒に、札幌で「北太平洋地域」に関するセミナーに出席する機会がありました。訪れた教授陣も学生たちも、みな良家出身のたいへん優秀な方々という印象でした。どこかの体育館で、バドミントンをして楽しんだのが、思い出として残っています。その時、ボストンの写真集をいただき、レンガ造りの美しい街並みを、いつか実際に見てみたいと思いましたが、未だに訪問機会がありませんね。

ボストンは、1630年、イギリスから移住したピューリタンたちによって開拓された土地です。「ピルグリム・ファーザーズ」がメイフラワー号で大西洋を渡ったのは、その10年前。信仰の自由を求める入植者たちが、次々と新大陸に渡ってきた時代でした。

マサチューセッツ湾植民地の初代総督、ジョン・ウィンスロップは、「クリスチャンの愛の模範」と題する説教をし、「ボストンは、神様から選ばれた特別な町だ」と語りました。イエス・キリストの山上の説教に基づき、ボストンは神様の栄光を輝かせ、世界中の模範となるべき「山の上にある町」だと主張したのです。

このメッセージは、純粋なキリスト信仰を求め、新天地に新たなコミュニティを建設しようとするピューリタンたちの心に、大きな影響を与えました。後には、ケネディ大統領やレーガン大統領の演説にも、引用されたとのことです。松坂選手や岡島選手が、この話を知っているかどうか分かりませんが、メディアに出る頻度が多い人たちですから、良いロールモデルとなっていってほしいですね。家庭円満のようすは、見ていて、ちょっとホッとします。

私たちも、一人ひとり、神様の光を輝かせるような生き方をしていきたいですね。

「あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。」(マタイ5:14、新改訳第3版)

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