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2008年2月27日 (水)

しるしと不思議

「聖書時代と同じ奇跡を、現代でも体験することができる。神様は、今でも福音書や使徒行伝の時代と同じように働かれている。」このような信仰に基づいた大衆運動の大波が、20世紀、全世界のキリスト教会に押し寄せました。

最初の波は、20世紀初頭の「ペンテコステ運動」と呼ばれるもので、米国カンザス州トピーカの聖書学校から始まったリバイバル(信仰復興)運動です。この新たな動きは、ロサンゼルスに飛び火し、アズサ・ストリートを拠点とした大きなうねりとなっていきます。私たちの教会が属するフォースクエア教団も、このペンテコステ運動の中で生まれました。

(フォースクエアについては、こちら→ http://lifestream.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_268a.html

第二の波は、1960年代以降の「カリスマ運動」です。ペンテコステ派とは関わりがないと思われていた監督派教会(英国国教会系)の牧師が、聖書時代と同様の「聖霊体験」をしたと告白したところから始まりました。この運動は、教団教派を超え、監督派以外にも長老派、メソジスト、ルーテル、バプテスト、メノナイト、カトリック、正教会等に広がったそうです。

第三の波は、1980年代以降の「力の働き(パワー・ミニストリー)」です。「聖霊の第三の波」とも呼ばれ、聖書全体を神のことばと信じる福音派の教会の間に広がった運動です。90年代の「トロント・ブレッシング」というリニューアル(教会刷新)運動も、この流れの中から生まれ、全世界に大きな影響を与えてきました。

聖書の中で、奇跡は、「しるしと不思議(なわざ)」とも呼ばれています。それは、イエス・キリストこそが救い主であることを人々に伝えるため、神様が「しるし」として起こされる超自然的な(不思議な)出来事のことです。日本でも、これまで神様の奇跡を体験した人たちがいたようですが、残念ながら、国全体に大きなインパクトを与えるほどではなかったようですね。

多くの人々が、神様の愛による奇跡を体験し、救い主イエスを信じることができるよう願っています。

「主よ。…あなたのしもべたちにみことばを大胆に語らせてください。御手を伸ばしていやしを行わせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行わせてください。」(使徒4:29-30、新改訳第3版)

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