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2008年6月12日 (木)

メッセンジャーたち

「メッセンジャー」という言葉は、普通は「伝言を伝える人」という意味です。もともとは、私信を届けるための使い走り役のことを言ったのでしょう。最近は、ネット経由でチャットや通話するためのサービスの意味だったりもしますが、「メッセージを伝える」という働きであることに変わりはありません。

ネットで検索すると、自転車で小さな荷物を配送するサービスがあることも分かりました。私は知りませんでしたが、1999年に自転車便を舞台にした「メッセンジャー」というラブコメ映画まで製作されていたのですね。主演は、飯島直子さんと草彅剛さんだそうです。「メッセンジャー」というお笑いコンビも活躍中のようです。きっと、聞いた人が笑えるようなメッセージを伝えているのでしょう。(笑)

日本の教会で「メッセンジャー」と言うと、通常、礼拝説教者や講演会講師のことです。英語では、それぞれ「preacher」、「speaker」と言うことが多いように思いますが、なぜか日本では「メッセンジャー」が多いですね。「プリーチャー」は通じないし、「スピーカー」と言うと、音響機器を連想するからでしょうか(笑)。

牧師は、教会で行われる礼拝その他の集会で、聖書に記される神様のメッセージを語ります。招かれれば、どこかで講演会をする人もいるでしょう。本を書く人もいます。日本の牧師の本は、時々、一般の出版社から発行され、普通の書店で売られる場合もあります。「元ヤクザ」だとか、「サラリーマン兼牧師」というようなちょっと変わった経歴だと、注目度が高かったりしますね。

しかし、海外の牧師の書籍は、私の知る限り、クリスチャン関係以外の出版社から出ることは少ないように感じます。これまで見たのは、ノーマン・ヴィンセント・ピールやロバート・シュラーなどの「積極思考」系の著作ですね。牧師が書いた本であっても、「自己啓発」方面の書籍なら売れるだろうと出版社が考えたのかもしれません。

最近は、ジョエル・オスティーン牧師の書籍が日本で翻訳され、「あなたはできる」というタイトルでPHPから出版されています。米国テキサス州ヒューストンにある同牧師の教会には、毎週3万人以上の人が集まり、テレビ伝道も行っています。原著「Your Best Life Now」は、全米で400万部以上のベストセラーとなり、世界19ヶ国で翻訳・出版され、韓国でも70万部のベストセラーになったとのこと。

私は、何年か前に来た韓国YWAMチームから、この本の英語版(ディボーション用=90日の聖書日課版)をプレゼントされ、読んでたいへん励まされました。神様からの励ましのメッセージをオスティーン牧師が多くの人々に伝え、それを韓国チームが私のもとに運んで来てくれたのです。

「あなたはできる」では、私たち一人ひとりが神様から与えられた力を十分に活かし、今、最高の人生を生きるための7つのステップについて記されています。1)視野を広げる、2)健全な自己イメージを育む、3)思考と言葉に潜むパワーに気づく、4)過去を捨て去る、5)逆境のときこそ強くあれ、6)与えるために生きる、7)幸せを選び取る、の7つです。

聖書に出てくるエピソードがふんだんに盛り込まれているので、聖書のちょっとした内容紹介にもなっているかもしれません。

創造主なる神は、私たちのもとに「メッセンジャー」たちを遣わし、愛と希望のメッセージを伝えて下さいます。神様は私たち一人ひとりに、素晴らしい将来の計画をお持ちであり、そのことを知ってほしいと願われているのです。私たちは、メッセンジャーたちを通して伝えられる聖霊なる神様の語りかけをしっかり聴き、受け取っていきたいですね。

「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。──(創造)主の御告げ──それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(エレミヤ29:11、新改訳第3版)

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