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2008年7月16日 (水)

水がめ

所沢周辺には、二つの貯水池があります。「狭山湖」と呼ばれる「山口貯水池」と、「多摩湖」と呼ばれる「村山貯水池」です。多摩湖は、「上貯水池」と「下貯水池」の二つに分かれているため、全部で三つの貯水池と数えることもできます。いずれも、首都・東京に水を供給するために建設された人造の「水がめ」です。

私はまったく覚えていませんが、妻の話によると、私たちが結婚して所沢に移り住んだ87年の秋、教会の人たちと狭山湖(たぶん)にピクニックに行ったそうです。北海道から来たばかりのその夏は、たいへん暑く感じられ、しかも水不足で取水制限がありました。狭山湖に行った9月半ばは、やっと気温が下がって来た頃で、妻は「所沢も涼しくなるんだ」とホッとしたそうです。(笑)

いま私たちが住む七飯町は、水の豊かな地で、人口が急激に増加しない限り、取水制限はまず考えられません。上水道は、道南の最高峰・横津岳(1167m)山系からの地下水(湧水や井戸)を水源としています。「七飯(ななえ)」という町名は、七重村と飯田村が合併して出来たものですが、もともとはアイヌ語の「ナムナイ(冷たい川)」に由来するようです。「いのちの水の郷」という私たちの教会のビジョンは、水の豊かな七飯町のイメージとも重なっています。

(「いのちの水の郷」については、こちら→ http://lifestream.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_6808.html

所沢の牧師から二つの「水がめ」の話を聞き、いのちの水を所沢、東京、そして世界中の人々に運んでいくビジョンを耳にした時、それは七飯の教会とつながる部分があることを感じました。神様は、私たちにいのちの水を与えて下さっています。それは、ただ私たちが飲むだけではなく、水が不足し死にかけている多くの人々のもとに届けるためでもあるのです。

私たちは、神様が与えて下さるいのちの水を感謝し、その恵みをさらに多くの人々と分かち合っていきたいですね。

「…私が『どうか水を飲ませてください』と言うと、急いで水がめを降ろし、『お飲みください。あなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言われたので、私は飲みました。らくだにも水を飲ませてくださいました。」(創世記24:45-46、新改訳第3版)

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