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2008年9月22日 (月)

神の平和を築く(使徒10章)

紀元1世紀の頃、ユダヤ人とローマ兵は、かなり微妙な関係にあったはずです。ローマ軍はイスラエルを占領する外国の軍隊であり、ローマ帝国からの独立を目指すユダヤ勢力を武力で鎮圧する任務が与えられていました。地中海世界において「ローマの平和」を守るためには、帝国内の反ローマ運動は、すべてきびしく取り締まる必要があったのです。

一方、ユダヤ人たちは、自分たちの祖国が異邦人の軍隊から解放される日を待ち望んでいました。創造主なる唯一の神から与えられた「約束の地」が、異邦の神々を奉るローマ軍に占領され、汚され続けるのは、あってはならない由々しき事態でした。弟子たちでさえ、キリストが復活した直後、いよいよ独立の時が来たのかと期待していたのです。

律法の定めにより、ユダヤ人は異邦人と交わりを持ちませんでしたが、特にローマ兵とは関わりを持ちたくなかったかもしれません。彼らは、祖国を軍事力で支配し続ける「敵」だったのです。キリストの弟子たちでさえ、積極的にローマ兵に福音を伝えていこうとはおそらく思わなかったでしょう。主イエスの十字架刑の際には、ローマ兵たちによる虐待と侮辱的行為もあったのです。

ところが、神様はこのような敵対関係の中にも平和を築くことのできるお方です。使徒ペテロとローマ軍の百人隊長コルネリオとを実に不思議な方法で出会わせて下さり、二人の間にイエス・キリストによる和解をもたらして下さいました。

異邦人たちにも同じように聖霊が注がれることを目撃したユダヤ人信者たちは、驚愕します。そして、神様はどんな国の人々でも等しく愛していて下さり、キリストによる平和を築いて下さるのだと深く理解したのでした。

私たちも、どんな人に対しても創造主なる神様の愛を伝え、敵対関係の中に平和をもたらす生き方をしていきたいですね。

「神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。」(使徒 10:36、新改訳第3版)

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