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2009年7月 1日 (水)

根こぎ

(昨日は私の手違い&ココログのトラブルで、最初の段落だけ記事がアップされていました。読まれた方は、どうも失礼いたしました。)

月曜日、お茶の水で会議があったので、久しぶりにCLCをのぞいてみました。前回いつごろ行ったのか、まったく記憶にありませんが、10年くらい訪れていないかもしれません。お茶の水駅に降り立つのも、久しぶりです。

ずいぶんレイアウトの変わったCLCの店内をうろうろしていると、あることに気がつきました。以前、雑誌や書籍のコーナーに必ず置いてあった(はずの)一連の出版物が一切ないのです。先日、新宿の「オアシス」に行った時もそうでした。

その光景は、私にとって感慨深いものでした。それはある預言の成就であり、また一つの時の終わりを意味していたのです。

私は預言者ではないし、特に預言の賜物が与えられているわけでもありません。近しい人たちがよく知っている通り、すばらしく霊的なわけでもありません。しかし、時に神様が語って下さる「ことば」を受け取ることがあります。そのような時は、その「ことば」が本当に神様からのものかどうか、場合によっては長い期間をかけて吟味することになります。

10年以上前、あるセミナーを受けた時から、私はある霊的な戦いに加わることになりました。そのセミナーの講師が「偽教師」だという「預言のことば」が、複数の参加者に与えられたからです。その預言は正しいのかどうかでたいへんな騒動になりました。一人の牧師はそれをきっかけにして病気になり、退職を余儀なくされました。

そのような混乱の中、私に与えられた「ことば」は、その働きを神様が「根こぎ」にされるという内容でした。当時、破竹の勢いで伸びていたその働きは、その後も日本中に拡大し、「根こぎ」になる気配など、まったくありませんでした。私も、自分が語られたように感じたのは、間違いだったのだろうかと思うようになりました。

ただ、「吟味」の期間は続いているように感じていたため、自分の教会が離れたその働きに、もう一度加わろうという思いにもなりませんでした。

それから10数年、状況が一変したのは今年に入ってからです。報道やクチコミで耳にする話は、私たちの想像を遙かに超えるほどひどいものでした。ただ七飯でクリスチャン書店に行く機会がなかったため、書店ではその後、どのような対応をしているのかまったく知らなかったのです。

新宿の「オアシス」とお茶の水のCLCで見た光景は、まさに「根こぎ」状態でした。神様がその光景を見せて下さり、語られることばに間違いがないことを教えて下さったことを感謝します。

被害をこうむった方々の回復のためにもお祈りいたします。私たちの力が足りず、10年以上もの間、問題が放置されたことがたいへん残念です。また、私たちの関連する教会でその働きとの関わりがあったことを悔い改め、神様の前に赦しを請いたいと思います。

「良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。こういうわけで、あなたがたは、実によって彼らを見分けることができるのです。」(マタイ7:19-20、新改訳第3版)

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