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2016年1月10日 (日)

イエスについて行く

 「この人について行きたい」と思わせる人は、そう多くはありません。まして男性が女性のリーダーに対してそう思うケースは、日本では少ないかもしれません。NHKの朝ドラではありません。諏訪貴子さんという人の話です。東京・大田区にあるダイヤ精機株式会社の社長です。超精密金属加工の会社です。医療用や自動車製造用のゲージなどを作っています。下町の工場ですが、ロケットの部品は作っていないようです。貴子社長は、1971年生まれの44歳。父が始めた会社を12年前に引き継いで、経営難をみごとに克服しました。数年前、日経BP社は、彼女を「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」に選出しました。働く女性のロールモデルになったと評価されました。最も注目される女性経営者の一人で、「町工場の星」とも呼ばれているそうです。

 貴子社長には、兄がいました。白血病で、6歳で亡くなったそうです。その2年後に、貴子さんが生まれました。誕生日が1週間違いで、顔つきも兄と似ていました。「兄の生まれ変わり」だと言われ、後継ぎになることを期待されて育てられました。幼い頃から取引先に連れて行かれ、駐車場が遊び場でした。大学も父の言葉に従い、工学部に進みました。就職も父の薦めで、大手自動車部品メーカーに入りました。結婚して子供が生まれ、専業主婦になりました。すると父から、会社を手伝ってほしいと言われ、ダイヤ精機に入社しました。「会社が良くなる方法を見つけてくれ」とも言われました。業績が悪かったので、リストラをすべきだと貴子さんは提案しました。すると父は「それならお前が辞めろ」と言い、娘をクビにしました。それが2回繰り返されたそうです。

 その父は、64歳で急にこの世を去りました。肺がんでした。貴子さんは突然、32歳で社長に就任することになりました。会社を建て直すため、新しい方針を次々に打ち出しました。従業員5人のリストラも行いました。ベテランの経営幹部は、こう言ったそうです。「何てことするんだ、このやろう。」経営方針に納得できない人は、しょっちゅう罵声を浴びせました。「てめえ何考えているんだ。ばかやろう。」貴子社長自身、不安でした。会社は問題だらけ。銀行は経営再建を迫っている。早く結果を出さなくてはなりません。貴子さんに、会社経営の経験はありませんでした。それでも彼女は、自分の信念を貫き通しました。社長が正しいと信じて実行していることを曲げたら終わりだと思ったそうです。取り組んだ改革は、3年で成果が上がり始めました。社員みんなでお祝いの旅行に行きました。その時、経営幹部の一人がこう言いました。「社長に一生ついて行きます。」貴子さんはその夜、枕を抱きしめて泣いたそうです。

 「一生ついて行きたい」と思えるリーダーは、多くはありません。ついて行って本当に間違いがない人は、さらに少数です。そのようなリーダーに出会える人は、幸いです。ペテロとアンデレは、ガリラヤ湖のほとりでイエス様と出会いました。ヤコブとヨハネも、同じようにイエス様と出会いました。彼らは、一生イエス様について行きたいと願いました。そして、それは間違いがありませんでした。多くの人は、人生のどこかでイエス様と出会う機会があります。そして、イエス様について行くかどうかが問われます。ついて行く決心をする人は、幸いです。イエス・キリストは、ついて行って決して間違いのないお方だからです。

「イエスは彼らに言われた。『わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。』」(マタイ4:19)

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