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2016年3月 6日 (日)

イエスの御名に望みをかける

 東日本大震災から、もう5年になります。政府の集計によると、震災が原因で自殺した人は、昨年11月末で154人だったそうです。岩手、宮城、福島の3県の合計です。岩手や宮城では自殺者数は減少していますが、福島では増加傾向のようです。政府の集計では、遺書のない人を自殺とカウントしないそうです。ですから、実際はもっと多いかもしれません。自殺の動機は、健康問題、経済・生活問題、そして家庭問題だと報告されています。ただ一般的に言えば、自殺の大きな要因の一つは絶望だと、ある医師が言っています。戦争や天災などの大きな苦難に直面しても、将来に希望があれば、多くの人はなんとか乗り越えるそうです。今はたいへんでも、ここを乗り切れば明るい未来がやって来る・・・。そう信じられれば、困難を耐え忍ぶことができるようです。

 日本全体の自殺者数は最近、3万人を下回ったと報告されています。ただ遺書のない人を含めると、実際は11万人以上になるという見方もあります。50代の自殺者は、ずいぶん減ったようです。10数年前は経済が悪化し、リストラされた中高年の人が多かったそうです。いろいろ対策が練られたり、景気が良くなったりしたため、自殺者数が減ったと見られています。しかし若い人の自殺は、10数年前よりも多くなっています。15~39歳では、死因の第1位は自殺だそうです。

 確かに今の日本は、若い人が将来に希望を持ちにくいかもしれません。経済力が落ちて来ています。格差が広がっているようです。希望する仕事になかなかつけません。働きたくても、子供を預ける保育園がない場合もあります。多くの人は、厳しい労働条件で働かざるを得ません。人口は今後、ますます減る方向です。高齢化が急速に進みます。社会保障制度は、破たんすると言われています。大きな地震や津波が来る危険もあります。放射能汚染があるのに、原発は再稼働されています。テロもいつ起こるか分かりません。将来、戦争に巻き込まれるかもしれません。政治にも今のところ、あまり期待できそうにありません。将来に希望がないのなら、自殺しようかと思う人もいそうです。希望は一体、どこに見出すことができるのでしょうか。

 歴史上、多くの人が希望の見えにくい状況を生き抜いて来ました。聖書の中には、そんな人がたくさん登場します。アブラハムとサラは、超高齢になっても後継ぎが生まれませんでした。ヨセフは、兄たちに奴隷として売られました。しかも、無実の罪で牢に入れられました。誰も味方がいませんでした。モーセは、人殺しをして荒野に身をひそめました。2度と王宮には戻れないと思いました。エジプトにいたユダヤ人たちは、国営のブラック企業でレンガ作りをさせられていました。約束の地にいたギデオンは、いつ襲ってくるか分からない敵を常に恐れて日々暮らしていました。ダビデは国王から命を狙われ、逃亡生活を続けました。いつ殺されても、おかしくありませんでした。その後、イスラエルの国は滅び、ユダヤ人たちは偶像を拝む国々に散らされました。目に見える限りでは、国が再建される見込みは全くありませんでした。イエス様が十字架につけられた時には、弟子たちは絶望のどん底につき落とされました。しかし神様は、そんな希望の見えない人々といつもともにおられました。将来に祝福の計画を持っておられました。そして、人々に新たな希望を与えられたのです。

 神様は、私たちにも希望を与えて下さいます。たとえ何の希望も見えなかったとしても、神様はいつでも奇跡を起こすことができます。私たちが思いもしない方法で、明るい未来への扉を開くことができます。どんな状況の中でも、イエス様に望みがあることを感謝します。

「彼はいたんだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すこともない、公義を勝利に導くまでは。異邦人は彼の名に望みをかける。」(マタイ12:20-21)

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