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2016年4月 3日 (日)

心をきよめる

 あるお店では、「心を磨き清めるセット」を販売しています。キャッチフレーズは、こうです。「心が汚れちゃった全ての大人へ。磨けよ心・清めよ心。」セットの中には、3つの物が入っています。1つは、「心」という漢字の木彫り。荒削りだそうです。2つ目は紙やすり。これで荒削りの心を磨いて、角を落とします。3つ目は清めのお香。このお香で、丸くなった心を清めるそうです。販売価格は、税込みで1,500円。姉妹商品には、「女を磨き清めるセット」もあるそうです。こちらのお値段は、なぜか書いてありません。「男を磨き清めるセット」は、ないようです。ちなみにこのお店では、仏壇グッズを販売しています。仏壇のTシャツとかフィギュアを売っています。木彫りの「心」も、仏壇彫刻に使われる「紅松」という材料だそうです。木彫りの「心」が磨かれると、松の木の良い香りを放つそうです。磨かれて清められた心は、周りの人の心にも麗しい印象を残すということでしょうか。

 日本では伝統的に、心の汚れを清めるという信仰があります。神社の境内には、水の出る場所が用意されています。参拝する人が、水で手や口をすすぐ所です。水が貯めてある水盤には、たいてい「洗心」という文字が彫られているそうです。両手と口を洗い清めれば、心も清めることができると信じられています。もともとは、海や川に体を浸して清めました。滝に打たれる場合もあります。「みそぎ」と呼ばれます。車や電車のない時代、わざわざ海や川や滝に行くのは大変でした。そこで神々に祈る前に、簡単に身と心を清める方法を考えました。それが、神社境内の水だそうです。ちなみにお香で清めるという信仰は、インドから伝わったそうです。汚れた臭いを消すという意味だそうです。

 イスラエルでも伝統的に、汚れと聖めに関して日本とよく似たしきたりがありました。彼らが神様を礼拝した幕屋には、洗盤と呼ばれる大きな水桶がありました。日本の水盤は石ですが、イスラエルのものは青銅でできていました。青銅は、神様のさばきを象徴していました。さばきとは、神様に受け入れられるものと受け入れられないものが、はっきり二つに分けられることです。聖いものと汚れたものとが、二つに分けられます。祭司たちは、その洗盤の水で手足を洗いました。神様に近づく前に汚れを落とし、自らを聖めたのです。手足を洗い聖めるとともに、心の準備も整えました。

 この洗盤は、イエス様の象徴でもありました。洗盤は、幕屋の奉仕をする女性たちの鏡から作られました。当時の鏡は、青銅製でした。神のみことばであるイエス様は、人の心を映す鏡です。みことばによって、私たちは自分の心の汚れを知ることができます。イエス様は、全ての人を罪の汚れから聖めるために、十字架のさばきを受けて下さいました。そのみわざを信じる人には、聖霊の水が与えられます。心の汚れを洗い聖める水です。実は私たちは、自分で自分の心を聖めることができません。洗盤であるイエス様が、聖霊の水を用いて私たちの心を聖めて下さるのです。

「しかし、口から出るものは、心から出て来ます。それは人を汚します。」(マタイ15:18)

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