« 心をきよめる | トップページ | 天の声に聞き従う »

2016年4月10日 (日)

天国の鍵を用いる

 人類史上、最も古い鍵は紀元前2000年頃、エジプトで作られたそうです。アブラハムの頃です。アブラハムは神様の導きに従い、メソポタミヤからカナン(イスラエル)の地にやって来ました。「あなたの子孫にこの地を与える」と神様から言われました。でも激しいききんのため、しばらくエジプトに避難しました。エジプトには、ナイル川流域に高度な文明が発達していました。ファラオ(パロ)と呼ばれた王が、豊かな国を支配していました。アブラハムの妻サラはとても美しい女性だったので、ファラオの宮殿に召し抱えられました。アブラハムは、ファラオからの贈り物で非常に豊かになりました。エジプトは格差社会でした。王様には、莫大な財産がありました。その財産を守るために、鍵が必要だったはずです。アブラハムのひ孫のヨセフは、後にエジプト全土を支配しました。彼の指導の下、大量の穀物が倉庫に貯蔵されました。穀物が盗まれないように、その倉庫にも鍵がかけられたかもしれません。

 鍵は、権限を象徴しています。ファラオの倉庫の鍵を持つ人は、王の財産を管理する権限がありました。王に忠実で、信頼されていたはずです。イスラエルにも、後に王国が誕生しました。エルサレムの王宮にも鍵を管理する人がいたはずです。王が立てられて、イスラエルも格差社会になりました。ソロモンは非常に豊かでしたから、守るべき財産もたくさんあったはずです。その後、預言者イザヤは、王宮の管理人について預言を語りました。誇り高ぶった管理人が職を解かれ、別な人が管理人に任命されるという預言です。新しい管理人には、ダビデの家の鍵が与えられると語りました。王の家を管理し、全てのドアを開閉する権限が与えられました。王の家に招かれた人は、管理人がドアを開けると、中に入ることができました。管理人には、中に入るべきでない人から家の中のものを守る役割もありました。王の家の管理はたいへん重要な働きで、名誉あるものでした。

 エルサレムの神殿にも、鍵を持つ人がいたようです。ダビデは神殿建設の準備を進め、さまざまな奉仕を担う人たちを任命しました。その中には、門衛もいました。彼らは、神殿の見張りをしました。神殿の中にある宝物倉も見張りました。そこは鍵がかけられていたようです。神殿は、神の家と呼ばれました。門衛たちは、神の家の管理人だったのです。神様を礼拝に来る人を、神の家の中に招き入れました。中に入るべきでない人から、神の家を守りました。門衛の働きも重要で、名誉あるものでした。

 天の御国は、天の王宮であり神の家です。その家の鍵を、イエス様はペテロに預けられました。天の王の招待を喜んで受け取り、王宮に来る人に対し、ドアを開けるためです。王の招待を断る人たちには、ドアを開けることはしません。王宮を荒らす存在から、中の人たちを守るためです。王宮の鍵は、ペテロ一人だけに与えられたのでしょうか。そうではありません。ペテロは、イエス様の弟子を代表してその鍵を受け取りました。ペテロと同じようにイエス様の弟子となる人には、誰でも同じ鍵が預けられます。天国に人を迎え入れるための大切な鍵です。イエス様を信じるなら、誰でもこの重要で名誉ある役割が与えられるのです。

「わたしは、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」(マタイ16:19)

|

« 心をきよめる | トップページ | 天の声に聞き従う »

礼拝」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/186781/63466201

この記事へのトラックバック一覧です: 天国の鍵を用いる:

« 心をきよめる | トップページ | 天の声に聞き従う »