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2016年4月17日 (日)

天の声に聞き従う

 「天の声」と言うと、最近はテレビのナレーターのことを指すそうです。平日の朝放送している情報バラエティ番組では、「天の声」が番組出演者にクイズを出しています。普段は男性の声ですが、金曜日は女性の声になります。天の声にもシフトがあるようです。天の声をやりたいという別な女性もいて、一度やらせてもらったそうです。人間でも、その気があれば天の声になれるようです。別の番組では、天の声が交代したら、視聴者の評判が悪かったそうです。聞き取りにくい、前の声の方が良かったとか言われたようです。天の声に文句を言って良いのでしょうか?先日終了した別の番組では、あるアイドルグループに天の声が指令を出したそうです。天の声に従って、そのグループが日本全国を旅行しました。指令は絶対で、言われたら必ず従わなければならなかったそうです。無茶ぶりもあって、「天の声を殴りたい」と思った人もいたとか。天の声を殴るなんて、できるのでしょうか?

 古代中国の思想では、天は「天帝」、つまり天地を治める皇帝のような最高神を意味したそうです。この天帝の子が天子であり、地上の王のことでした。天子である王は、天の命によって天下を治めました。もし王が徳を失うと、天はその人を退けて、別な人を王に任命すると考えられたそうです。良い王の条件は、徳があるかどうかでした。このような中国の思想は、日本にも影響を与えて来ました。つい最近、セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEOの鈴木敏文さんが引退を発表しました。セブンイレブンやイトーヨーカドー、西武百貨店の親会社です。鈴木さんは会見で、「私の不徳の致すところ」という表現を使いました。米国のビジネス誌フォーチュンの記者は、この言葉の謙虚な響きに感激したようです。米国の経営者もこの謙虚さを学ぶべきだと書きました。この記事をフェイスブックで紹介する人たちもいました。「不徳の致すところ」という表現は、古代中国の思想の名残のようです。王に徳がなければ天の信任を失い、ついには王位を失うという考え方です。信任を失わないように、天にお伺いを立てる王たちもいました。占い等を通して、天の声を聞こうとしたのです。

 聖書には、天の声に聞き従う人とそうでない人たちが登場します。アダムとエバは、聞き従いませんでした。彼らは、天国のような楽園から追放されました。ノアは、天の声に聞き従いました。箱舟を作って洪水から命を救われました。アブラハムも、天の声に聞き従いました。生まれ故郷を後にして、約束の地に向かいました。モーセも、天の声に聞き従いました。エジプトの奴隷を解放し、シナイ半島40年ツアーのガイドを務めました。ダビデも、天の声にほとんど聞き従いました。数々の戦いに勝利し、エルサレムに神殿を築く準備をしました。その後の多くの王たちは、天の声に聞き従いませんでした。彼らには、忠実という徳がありませんでした。結局、彼らは天の信任を失い、王位をはく奪されました。国は滅び、人々は世界中に散らされました。一部の人は中国や日本にも来て、天の声に聞き従うべしという教訓を語ったかもしれません。

 イエス様は、まことの天の声です。天帝の子、天子として地上の世界に来て下さいました。全世界の人が、天に対する忠実という徳を失っていました。その徳を回復するために、イエス様が来られたのです。完全な徳を備える天子イエス様は、天下を治める王位を永遠に失うことがありません。永遠に交代のない天の声です。その指令は愛に満ちていて、決して無茶ぶりがないことを感謝します。

「彼がまだ話している間に、見よ、光り輝く雲がその人々を包み、そして、雲の中から、『これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい』という声がした。」(マタイ17:5)

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