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2016年5月22日 (日)

天の衣を身にまとう

 以前、「プラダを着た悪魔」という映画を観たことがあります。2006年公開のアメリカ映画です。ジャーナリスト志望の若い女の子が、悪魔のような上司に鍛えられ、成長していく話です。主人公のアンドレア役はアン・ハサウェイ、恐い上司のミランダ役はメリル・ストリープが演じました。アンドレアは、オハイオの田舎出身です。名門大学を卒業し、報道記者を目指して大都市ニューヨークに来ました。ある出版社に応募すると、なぜかファッション雑誌のオフィスに通されました。彼女は、ファッションには全然関心がありませんでした。来ていた服もセンスゼロで、全く場違いでした。そこに、完璧なファッションで固めた編集長ミランダが現れます。即座に不採用となりますが、その後、編集長の気が変わります。アンドレアは彼女のアシスタントとなり、地獄のような日々が始まりました。厳しい試練の中、アンドレアの能力とセンスが磨かれて行きました。ファッション業界にふさわしい服を着るようになりました。結局、最後にアンドレアはミランダと決別し、大手新聞社に再就職します。今度は、新聞記者にふさわしいボーイッシュな服装に変わりました。

 私も、ファッションにはほとんど関心がない方です。北海道から上京して、名門大学を卒業しました。マスコミに就職しようとしたこともあります。そういう点では、アンドレアに親しみを感じます。ファッション雑誌には就職しませんでしたが、私も行く先々で着る服を変えて来ました。大学卒業後は、政治家や経営者を育てる「塾」に入りました。毎日、ジャケットとネクタイ着用でした。その後、クリスチャンになり、教会の子供たちの家庭教師をしました。毎日、普段着でした。トラック運転手の時は、いつも作業着。サラリーマンになると、いつも背広とネクタイ。函館の教会で副牧師になったら、平日は普段着、日曜日は背広とネクタイでした。背広とネクタイは、牧師の定番ファッションです。その後、隣町の教会の牧師になり、最初はネクタイをしていました。函館の教会から来た人たちばかりだったからです。でも私は、その格好をいつかやめたいと思っていました。私以外、誰もそんな恰好をしていなかったからです。親しい家族の集まりで、一人だけ仕事中のビジネスマンみたいな服じゃない方が良いのではないかと思いました。聖書にも、牧師はネクタイがふさわしいとは書いてありません。そこで少しずつ服装をカジュアルにし、ある日、上着もネクタイもやめました。教会の大部分の人は、私の考えを理解してくれたようです。

 何がふさわしい服装なのか、分からない場合は困ります。16年前、東京で日本フォースクエア福音教団の50周年大会が開催されました。その時、私は通訳者の一人でした。講師は、米国で私が行っていた教会の牧師でした。その教会の礼拝では、牧師はもちろん、出席者の多くが背広とネクタイでした。牧師を含む多くの人が、香水もつけていました。日本の50周年大会でも、講師は同じような格好をするだろうと予想しました。通訳者は普通、講師と服装を合わせます。私は、普段は着ない背広とネクタイを北海道から持参しました。プラダではなかった(悪魔でもなかった!)ですが、びしっと決めて集会場所に行くと、講師はアロハを着て現れました。沖縄の人からもらった、かりゆしウェアだったかもしれません。部屋に戻って着替える時間は、ありませんでした。私はあわてて上着を脱ぎ、ネクタイをはずし、ワイシャツの袖をまくり上げました。観光客の通訳をする、仕事帰りのサラリーマンみたいな格好でした。

 天の御国は、結婚披露宴のようです。そこに集う人は、婚礼の場にふさわしい礼服を着なければなりません。天の婚礼に着る「天の衣」です。イエス・キリストを信じるなら、誰でもこのとっておきの衣装を着て、天の宴に出席できるのです。(天の御国では、この衣を着ないとセンスゼロです!)

「ところで、王が客を見ようとして入って来ると、そこに婚礼の礼服を着ていない者がひとりいた。そこで、王は言った。『あなたは、どうして礼服を着ないで、ここに入って来たのですか。』…」(マタイ22:11-12)
(通訳付き40分のメッセージを最後まで聴きたい方がもしいたら、こちらからどうぞ→ http://hopetoko.org/echurch.html

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