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2016年9月18日 (日)

チームで新境地を開く

 プロ野球は先日、広島カープがセリーグ優勝を決めました。私は北海道出身で、広島には一度も行ったことがありません。ですから、広島というチームにも馴染みがありません。ただ、1979年に広島が初めて日本一になった時の試合は、強く印象に残っています。その年、日本シリーズの相手は、近鉄バファローズでした。私は両チームとも関わりがなかったのですが、日本シリーズでは近鉄を応援しました。監督だった西本幸雄さんが好きだったのです。西本さんは弱小チームの近鉄を鍛え上げ、その年初めてパリーグ優勝を果たしました。3対3のタイで迎えた日本シリーズ最終戦。広島1点リードの9回裏。近鉄がノーアウト満塁のチャンスをつかみました。マウンド上は伝説のサウスポー、江夏豊投手。私は近鉄逆転サヨナラ優勝かと思い、TV中継をかじりつくように見ていました。ところが江夏投手は、後続をみごと0点に抑え、広島が日本一になったのです。この9回裏の攻防は「江夏の21球」として、後にノンフィクションやTVドキュメンタリーにも描かれました。

 私はその時、知りませんでしたが、弱小チームを鍛え上げるという点では、広島も同じだったようです。広島は、特定の親会社を持たずに球団を運営して来ました。このため、お金をたくさん出して実力のある選手を集めることができません。そこで、まだ注目されていない将来性のある若い選手を集めるそうです。そして猛練習で鍛え上げ、育成するそうです。今年活躍した選手たちも、プロ入り前から注目されていた人は少なかったようです。メジャーリーグで活躍したベテランの黒田博樹投手は昨年、古巣の広島に戻って来ました。彼は高校時代、控え投手でした。大学に進んでからも、プロのスカウトはノーマークだったそうです。広島に入団し、何年もかけて力を蓄えました。自分を見い出し、育ててくれた広島に深く恩義を感じて来たそうです。黒田投手は、阪神から復帰した新井貴浩選手とともに、チームの要となりました。今年は、さらに成長著しい若手選手がフル回転し、圧倒的な強さで優勝を果たしました。「神がかり的な活躍をする」という意味の「神ってる」という新語まで生まれました。

 モーセも、弱小チームを鍛え上げました。敵を見て逃げるようなチームを、40年かけて常勝軍団にしたのです。シナイ半島の荒野が、彼らのキャンプ地でした。モーセは、外国から力のある選手を集めませんでした。誰も注目しないような奴隷の子供たちを、神様のみことばに従って厳しく育成したのです。要となったのは、ベテランのヨシュアとカレブでした。彼らは若い頃から、敵を見て逃げようとしませんでした。どんな戦いでも、神様が必ず勝利を与えて下さると信じていました。彼らの信仰は、若手の模範となりました。そしてユダヤ人たちは「神ってる」活躍をし、約束の地を手に入れたのです。

 ダビデも、弱小チームを鍛えました。彼はサウル王に追われ、指名手配になりました。洞窟に隠れていると、どこにも行き場のない人たちが集まって来ました。400人もです。そんなに集まって、ダビデは困ったかもしれません。どこに行くにも目立ちすぎます。それでもダビデは彼らを追い返さず、何年もかけて訓練しました。外国との戦いも経験させました。すると彼らは、後の王権を支える常勝軍団となったのです。ダビデのチームは、「神ってる」戦いによりエルサレムを手に入れました。そこは、彼らの国の首都になりました。

 イエス様も、弱小チームを常勝軍団に鍛え上げました。3年半かけて、無学な田舎者たちを訓練しました。聖霊の力を注ぎ、力強い証人として全世界に送り出しました。彼らは「神ってる」活躍により、新境地を次々に開拓して行ったのです。

「こうして神のことばは、ますます広まって行き、エルサレムで、弟子の数が非常にふえて行った。そして、多くの祭司たちが次々に信仰に入った。」(使徒6:7)

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