栄光の御子のご降誕を喜ぶ
栄光に輝いた人は、多くの場合、表彰されます。スポーツ選手は、メダルを授与されます。音楽の賞では、盾やトロフィーをもらいます。政治家は、勲章や称号が授けられます。ノーベル賞は、賞状とメダルと賞金だそうです。これ以外にも、マスコミの取材があります。多くの人の注目を受けます。人々の記憶に残ります。歴史に名を残します。あの人は、こんな偉大なことをしたのだと語り継がれることになります。ひょっとしたら、誰かが伝記を書いてくれるかもしれません。テレビのドキュメンタリーやドラマの主人公に選ばれるかもしれません。今年のNHK大河ドラマは、真田幸村が主人公でした。幸村は、人生最大の戦いで勝利を収められませんでした。しかし、その立派な戦いぶりは後世まで語り継がれました。最期まで忠誠を貫く生き方も、多くの人に感動を与えました。死後400年経ち、今年改めて真田幸村の栄光がたたえられました。
イエス様は、栄光に輝いてすでに2000年近く経過しています。この2000年の間、世界中の多くの人に感動を与えて来ました。人々に影響を与え続けて来ました。数えきれない人々の人生を変えて来ました。弟子たちは激しい迫害の中、命を懸けて救い主イエスの栄光を伝え続けました。信じる人々の集まり=教会は、ローマ帝国全体にじわじわと拡がって行きました。迫害する側のローマ皇帝も、とうとうイエス・キリストを信じました。キリスト教を土台とする新しい国づくりを始めました。イエス様の誕生をみんなでお祝いしようとまで言い出しました。その後、信仰に熱心なある人々は、イエス様に近づく訓練をするため修道院を作り始めました。学校も作りました。聖書を学び、イエス様の生き方にならおうとしました。後の時代には、神の下に全ての人が平等だという考えが広まりました。奴隷解放や、女性の地位向上を目指す運動も盛んになりました。平和を築く努力も絶えず続けられて来ました。イエス様の栄光が、世界中の多くの人々の心に輝き続けて来たからです。
イエス様の誕生を喜ぶ時、私たちはそのような世界中の多くの人たちと思いを重ねます、イエス様は、人類が進むべき道を輝かしい栄光で照らして下さいました。その栄光の中を進む人は、永遠の喜びを手にすることができるのです。
「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。」(ヨハネ1:14)
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