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2017年1月15日 (日)

新しい人生を歩む

 伊勢神宮の参拝者は昨年、約874万人だったそうです。過去120年で4番目に多かったとのこと。昨年5月に開催されたG7伊勢志摩サミットの影響だとか。ちなみにこれまで1番多かったのは2013年で、1420万人。式年遷宮のあった年です。2番目は翌年の2014年で、1087万人。ですから、過去4番目というのは結構多い人数です。サミットの場所をその地域にした理由について、安倍首相はこう語りました。「日本の美しい自然や豊かな文化、伝統を世界のリーダーたちに肌で感じてもらえる場所にしたいと考えた。伊勢神宮は悠久の歴史を紡いできた。たくさんの日本人が訪れる場所であり、日本の精神性に触れていただくには大変良い場所だ。」ちなみに佐藤栄作氏以降、歴代首相は新年に伊勢神宮を参拝しているそうです。今年は、4日に安倍首相が参拝しました。

 伊勢神宮がある意味特別なのは、天皇家の祖先とされる太陽の女神アマテラスを祀る中心的な施設だからです。日本国民なら誰もが拝むべき神だと言う人もいます。アマテラスは最初、皇居の中で祀られていました。その後、約2000年前に伊勢に礼拝施設が作られたそうです。当初は天皇専用の礼拝所でしたが、次第に他の人たちも参拝するようになりました。武士は戦の勝利、農民は豊かな収穫、商人や職人は商売繁昌を祈願しました。御師と呼ばれる伝道者のような人々が全国を回り、信者を増やしたそうです。江戸時代末には、日本人の6人に1人が参拝したとも言われています。明治の時代、指導者たちは神道を中心とする国づくりを進めました。キリスト教を土台とする欧米の国々に対抗したのです。伊勢神宮は全国の神社の頂点に位置づけられ、国の施設になりました。東京から伊勢神宮に向かう道が、国道1号線と呼ばれたこともありました。学校でも、アマテラスとその子孫が日本の国を始めたと教えました。日本はアマテラスの国だという信仰が、国民全体に刷り込まれたのです。

 聖書に記されるアルテミス信仰も、似た部分があったように思えます。巨大な神殿があったエペソは、ローマ、アレキサンドリアに次ぐ帝国第3の大都市で、小アジアの中心都市でした。神殿は、アテネのパルテノン神殿の4倍あったとも言われます。古代の旅行者たちは、世界7不思議の一つに数えました。地中海世界全体から、大勢の参拝者が訪れました。アルテミスは、ギリシヤ神話の女神です。ギリシヤ人がエペソの町を築いた時、昔からあった神殿をアルテミスの神殿にしました。土着の女神信仰と混じり合ったようです。エペソの人々は、アルテミスはエペソで生まれたと信じました。多くの子宝を授ける母なる女神として、礼拝されました。その神殿は地域の精神性を表し、悠久の歴史を紡いでいました。アルテミス信仰は、彼らの文化であり伝統だったと言えます。小アジア一帯が女神アルテミスの地だという信仰は、おそらく人々の心に深く刷り込まれていたのでしょう。

 イエス・キリストは、先祖伝来の精神性からエペソの人々を自由にしました。彼らは、アルテミスよりもはるかに偉大な神がおられることに気づきました。神々としてあがめられる全ての霊的存在の上に立つお方。人類の歴史を超越した、永遠の歴史を紡ぐお方。全世界を創造し、全ての霊的存在を造られたお方。そして、あらゆる生物に命を与えるお方です。子宝はアルテミスではなく、天地創造の神から授けられます。その真実を悟ったエペソの人々は、偶像を捨て、新しい人生を歩み始めました。イエス様は、日本の人々も先祖伝来の精神性から自由にして下さいます。信じる人は伝統の縛りから解放され、新しい人生を歩むことができるのです。

「このことがエペソに住むユダヤ人とギリシヤ人の全部に知れ渡ったので、みな恐れを感じて、主イエスの御名をあがめるようになった。」(使徒19:17)

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