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2017年4月 2日 (日)

祭司の務めを果たす

 今日は、「神の民のアイデンティティ」シリーズ第3回です。今日のテーマは、祭司です。祭司とは、目に見えない霊的存在と人間との間の架け橋となり、信仰に基づく行いをする人です。日本の多くの人に馴染みがある祭司は、神主かお坊さんでしょう。日本では、おおよそ神道と仏教の棲み分けがなされています。多くの場合、結婚式等のお祝い事は神主、葬儀等のお悔やみ事は僧侶が担当します。神道に基づく結婚式では、神主は神々に新郎新婦の結婚を報告します。ふたりの身の汚れをはらい、幸せを祈願します。仏教に基づく葬儀では、死者が極楽浄土にたどり着けるよう、僧侶が念仏を唱えます。いずれにせよ神主やお坊さんは、神々や仏等の霊的存在と人間の間を橋渡しします。それぞれの信仰に基づき、結婚式や葬儀等の儀式を執り行います。

 聖書では、初めに3人の異邦人祭司が登場します。一人目は、メルキゼデクです。彼はシャレムの王で、いと高き神の祭司でした。いと高き神とは、創造主です。メルキゼデクは創造主なる神の御前に立ち、アブラハムの祝福を祈りました。二人目は、エジプトの太陽神の祭司ポティ・フェラです。彼の娘は、パロの命令によりヨセフと結婚しました。ポティ・フェラがヨセフの神を心から信じたかどうかは、分かりません。しかし義理の息子の働きを通し、少なくともヨセフが信じる神の偉大さは理解したはずです。娘の幸せについても、ヨセフの神に祈り求めたかもしれません。三人目は、ミデヤンの祭司イテロです。彼の娘チッポラは、モーセと結婚しました。ミデヤン人は、アブラハムの子孫です。サラの死後、アブラハムは再婚し、彼らの先祖が生まれました。しかしミデヤン人は、偶像の神々を拝むようになりました。イテロも偶像の神の祭司だったようです。ところが彼は、驚くべき出来事を目にしました。エジプトの親戚に会いに行った娘婿が、数々の奇跡の末、何百万人ものユダヤ人を連れ帰って来たのです。イテロは、イスラエルの神が全ての神々にまさって偉大だと理解しました。その神にいけにえもささげました。祭司イテロはその後、イスラエルの神だけを拝んだかもしれません。

 出エジプトの後、神様はユダヤ人に特別な使命を授けられました。彼らが「祭司の王国」となる使命です。世界中のほとんどの人が、創造主なる神から離れていました。偶像の神々を拝んでいました。そのような世界で、ユダヤ人は真の神と異邦人との架け橋になったのです。創造主なる神を信じ、その命令を行う特別な人々に選ばれました。その中で特に中心的な役割を担ったのが、モーセの兄アロンとその子孫たちです。彼らは、祭司の王国の祭司に任命されました。国全体が全世界の祭司として活躍するため、アロンの子孫は霊的リーダーシップを十分に発揮するよう期待されました。しかし残念ながら、そうなりませんでした。ユダヤ人たちは、神から与えられた特別な使命を忘れ、他の神々を拝むようになったのです。こうして祭司の王国は、滅亡しました。

 イエス・キリストは、この祭司の王国をよみがえらせて下さいました。ユダヤ人だけでなく、異邦人も祭司になる道を開いて下さいました。血筋に関係なく、信じる人は全て創造主なる神の祭司とされます。「万人祭司」です。神主もお坊さんも、信じるなら真の神の祭司になれます。神様と直接お話しできます。周りの人の祝福を祈ることができます。創造主の素晴らしさを伝えることもできます。神様は今、私たちにこの特別な務めを委ねておられるのです。

「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」(第一ペテロ2:9)

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