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2017年5月 7日 (日)

弟子として成長する

 今日は、神の民のアイデンティティ・シリーズ第6回です。これまでのテーマは神の作品、旅人、祭司、王族、証人でした。今回のテーマは弟子です。イエス・キリストを信じる人は、キリストの弟子と呼ばれます。

 毎週木曜日に、プレバトというバラエティー番組が放映されています。「プレッシャーバトル」を略して、「プレバト」と言うようです。人気芸能人は本当に才能があるのか、全ての人の前でテストする番組です。テスト科目は俳句、生け花、水彩画など。彼らの作品を専門家が見て、3段階で評価します。才能アリか、凡人か、才能ナシかです。プレッシャーがかかりますね。何度も才能アリと評価されると、特待生に昇格します。さらに良い成績を続けると、名人になります。名人の上の師範になると、専門家と同じ立場で解説できるそうです。特に注目されているのは、俳句コーナーです。夏井いつきという先生が、出演者の俳句を評価します。この先生の解説と添削は、実に見事です。上手な人はほめ、下手な人は相手が誰であろうとはっきり「ダメ」と言います。ところがダメな作品も、先生が赤を入れ添削すると、美しい俳句に生まれ変わります。その痛快さと絶妙さがウケて、番組は何年も続き、高い視聴率を維持しているようです。

 夏井いつきさんは、1957年愛媛県生まれ。京都の大学卒業後、愛媛に戻り、中学校の国語教師になりました。ある日、雑誌に掲載された黒田杏子さんの俳句を見て、衝撃を受けたそうです。その瞬間、「私はこの人の弟子になる」と決めました。それから真剣に俳句を作り始め、雑誌にも投稿しました。投稿した俳句が入選すると、選者の黒田杏子さんから直筆の葉書が届きました。本当にうれしくて、弟子入りできたような気持ちになったそうです。その後、師匠と直接会う機会も得ました。そんな時は、耳にした師匠の言葉を自分なりに解釈し、自らの栄養として来たそうです。夏井さんは黒田さんに指導され、弟子として成長できました。偉大な師匠を持てた自分は、「果報者」だと言っています。そして今は、果報者のネットワークを広げています。俳句に興味を持つ人を増やすため、日本各地で俳句教室を開催して来ました。テレビやラジオを通し、弟子となる人を増やしています。夏井さんに添削され、怒られたい人が増えているそうです。

 旧約聖書には、弟子という言葉はほとんど出て来ません。弟子づくりは、基本的に家庭中心だったためかもしれません。アブラハムはイサクに信仰を伝え、イサクはヤコブに伝えました。ヤコブの信仰は、イスラエルの12部族に受け継がれました。モーセは、人々にこう命じました。「神のことばをあなたの子供たちによく教え込みなさい。」子供は親の弟子として成長し、受け継いだ教えを自分の子供たちに伝えました。時には、親子以外の師弟関係も生まれました。モーセは、ヨシュアを弟子として育てました。40年の訓練を経て、ヨシュアはイスラエルの偉大な指導者に成長しました。預言者エリヤは、エリシャを弟子として育てました。師匠から多くを吸収したエリシャは、立派な預言者として活躍しました。

 イエス様は、血縁関係によらない弟子づくりを積極的に始められました。神の選びの民を新たに造るように、12人の弟子を育成しました。彼らは、イエス様と3年半行動を共にしました。師匠の姿を間近で見ました。いつどんなことばを語り、どんな行動をとったのか、しっかり心に刻み込みました。神の国について、多くの教えを賜りました。イエス様の指導により、弟子たちは成長しました。ペンテコステの日以降、彼らは優れた指導者として、新たな弟子たちを育てるようになりました。イエス・キリストを信じる人は、彼らと同じようにイエス様の弟子として成長することができます。時には、ダメ出しされるかもしれません。(でも、「才能ナシ」とは言われないはずです!)聖霊を通して神の御子イエスの指導を受けられる人は、この上ない果報者です。

「ついに、私たちがみな、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全におとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。」(エペソ4:13)

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