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2017年6月 4日 (日)

聖霊の恵みを受ける

 今日は、ペンテコステの日です。キリスト教会の誕生日です。イエス様が天に昇られた後、エルサレムで祈っていた120人の弟子たちにこの日、聖霊が注がれました。その奇跡に驚いた人3000人が、新たに弟子に加わりました。聖霊の恵みにより、エルサレムに突然、大きな教会が生まれたのです。

 この日は、ユダヤ人が神から律法を授けられた記念日とも言われます。エジプトを後にしたユダヤ人たちは、3か月目にシナイ山のふもとに到着しました。モーセが以前、燃える柴を見た山です。彼はエジプトの王宮から逃げ、40年間、羊飼いをしていました。殺人犯で、身を隠していたのです。そのモーセに、神はこう命じられました。「エジプトに戻り、ユダヤ人たちをここに連れて来なさい。」「そんなことは無理です」とモーセは最初、断りました。しかし神様は、数々の驚くべき奇跡を成し遂げて下さいました。そしてモーセは、数百万人のユダヤ人とともに、シナイ山に戻って来たのです。その山で、モーセは律法の土台となる十戒を受け取りました。律法は、創造主なる神がアブラハムの子孫に与えた契約書でした。古代イスラエルの憲法でもありました。イスラエルの国はこの時、誕生したと言えます。この憲法記念の日に、教会も誕生しました。聖霊の恵みを受けた人々により、神の国の新たな国づくりが始まったのです。

 ペンテコステの日は、小麦の収穫開始のお祝いでもあります。約束の地に入ったユダヤ人たちは、年に3回、収穫を祝いました。春は過越の祭り、初夏は七週(ペンテコステ)の祭り、そして秋は仮庵の祭りです。春の祭りでは大麦の収穫開始を祝い、ユダヤ人はパン種(イースト)を入れないパンを食べます。パン種は罪の象徴であり、種なしパンは罪のないお方=イエス様の象徴でした。イエス様が十字架につき、復活されたのは、この春の祭りの時です。ご自身は、人に永遠のいのちを与えるパンだと示して下さいました。一方、初夏のペンテコステには、パン種の入った小麦のパンが食べられます。それは、罪ある普通の人の象徴だと言えます。ペンテコステの日、祭司は2つのパンを天に向かって揺り動かし、神の恵みを感謝しました。この日誕生した教会は、律法を完璧に守る罪のない人の集まりではありません。罪ある普通の人が聖霊の恵みを受け、神の国の民とされました。2つのパンは、ユダヤ人と異邦人という人類の2つのグループを象徴すると考えられます。聖霊の恵みにより、ユダヤ人と異邦人がともに神の国の国民とされる時代が来たのです。

 聖霊は、父なる神や御子イエスとともに、全てを創造されました。イスラエルの国を造るため、指導者たちを導かれました。預言者を満たし、神のことばを語らせました。そして、みことばが人の心に記される時がいつか来ると約束されました。ペンテコステの日、その約束が実現したのです。聖霊が弟子たちを満たし、心のうちに住まわれるようになりました。ともにおられる聖霊は、いつでも神のことばを思い起こさせて下さいます。その恵みは、ごく一部の指導者だけのものではありません。イエス・キリストを信じる全ての人に、聖霊の恵みが与えられています。イエス様は聖霊に満たされ、新たな国づくりを始められました。弟子たちも聖霊に満たされ、世界中にその良い知らせを広めて来ました。私たちにも同じように、素晴らしい聖霊の恵みが分け与えられています。その恵みを心から喜び、ともにお祝いしましょう。喜ぶ私たちの姿を見て、神様も喜んで下さいます。

「外見上のユダヤ人がユダヤ人なのではなく、外見上のからだの割礼が割礼なのではありません。かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。その誉れは、人からではなく、神から来るものです。」(ローマ2:28-29)

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