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2017年7月16日 (日)

プレミアムな実を結ぶ

 先日、金沢市の卸売市場でぶどう1房が111万円で売れたそうです。石川県が開発した高級ぶどう「ルビーロマン」の初競りでした。買ったのは、極上の「おもてなし」で知られる高級旅館・加賀屋さん。今年、創業111年だそうです。総支配人の手島さんは、こう語りました。「販売開始10周年の節目に何とか購入したかったので喜んでいる。たくさんの人に食べてもらいたい。」購入後は、すぐ旅館ロビーに飾られたそうです。1房30粒ほどなので、計算すると1粒37,000円。食べられた幸運な人は、誰だったのでしょうね?

 「ルビーロマン」は、22年前に開発が始まりました。石川県では、デラウェアなど小粒のぶどう栽培が盛んでした。ところが当時、大粒のぶどうが人気となり、小粒ぶどうは売れなくなりました。石川県のぶどう農家は、困り果てました。「赤くて大粒のぶどうがほしい」と強く願ったそうです。そこで県の農業研究センターは、黒い大粒ぶどうに赤いぶどうを掛け合わせる試みを始めました。400粒の種を蒔き、大切に育てました。その中で赤い実をつけたのは、たった4本。その4本について、実の味や色、大きさ、栽培しやすさなどを比べました。そして最終的に1本に絞りました。開発に14年かかりました。1粒の大きさは20グラム以上で、巨峰の2倍ほどになりました。酸味が少なく、甘味が非常に強い。皮はむきやすく、食べやすいそうです。名前は公募しました。「色はルビーのように輝き、大きさにロマンが感じられる。」そういう理由で、この名前になったそうです。1年目の競りでは、1房最高10万円の値がつきました。それ以降、価格は伸び続けて来たようです。育てるのが容易ではなく、農家の人たちは苦労しているようです。「言うことを聞かない憎い女のようだ」と言った人もいます。(なぜか「峰不二子」という名前が思い浮かびました 笑)労苦の末に美しいぶどうが実れば、育てた人は嬉しいでしょうね。特に優れたルビーロマンには、「プレミアム」シールが貼られるそうです。

 ぶどうは、古くから栽培されて来ました。創世記9章には、ノアがぶどう作りを始めたと記されています。大洪水の後、箱舟がとどまったアララテ山の近くだったかもしれません。今のトルコの一番東、アルメニアとイランとの国境付近です。古代エジプトにも、ぶどうがあったようです。監獄にいた献酌官長は、ぶどうの木の夢を見ました。ヨセフは、その夢の意味を解釈しました。カナンの地にも、ぶどうの木がありました。出エジプトの後、モーセは12人のスパイをその地に遣わしました。ちょうど、初ぶどうが熟する季節。彼らは、ぶどうが1房ついた枝を切り、持ち帰りました。約束の地の豊かさを示す証拠品でした。神は、ぶどうが豊かに実るカナンの地をアブラハムの子孫に与えられました。それ以来、ぶどうやぶどう畑はイスラエルの象徴となりました。神は畑を手入れし、そこに大切なぶどうを植えた農夫のようでした。甘いぶどうがなるのを楽しみにしていました。ところが、できたぶどうは甘くありませんでした。酸っぱかったのです。ユダヤ人たちは神から離れ、天の光を十分浴びませんでした。そのため、彼らの実は甘くならなかったのです。

 しかし神は、甘いぶどうを諦めませんでした。御子イエスを遣わし、ぶどう畑を作り直されました。イエス・キリストを信じる人は、たった1本に絞られたぶどうの木に接ぎ木される枝のようです。神の光を十分に受け、甘い実を結びます。その甘さや大きさは、ルビーロマンよりはるかに勝ります。言うことを聞かない憎い枝も、神が深く愛し、変えて下さいます。高価で尊い実を結ぶことができます。金曜日も目一杯働かれる神が、「プレミアム」シールを貼って下さるのです。

「私の兄弟たちよ。それと同じように、あなたがたも、キリストのからだによって、律法に対しては死んでいるのです。それは、あなたがたが他の人、すなわち死者の中からよみがえった方と結ばれて、神のために実を結ぶようになるためです。」(ローマ7:4)

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