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2017年8月13日 (日)

人々の救いを願い求める

 あさって15日は、「終戦の日」です。日本では、この日に第2次大戦の終わりを記念し、特別な催しが開催されます。戦没者追悼式や平和集会などです。韓国や北朝鮮でもこの日、日本の支配の終わりをお祝いするそうです。でも実は、戦争が終わったのは8月15日ではありません。日本がポツダム宣言を受け入れると海外に伝えたのは、8月14日。降伏文書への調印は、9月2日です。欧米では、この日が対日戦勝利の日とされているとのこと。さらに平和条約が成立し、正式に戦争状態が終わったのは、7年後の4月28日でした。8月15日は、このどれにもあたりません。その日は、天皇が国民に終戦を告げた日でした。当時の日本は、天皇が中心の国でした。戦争開始や終了を決める最終的な権限は、天皇にありました。しかも天皇は、日本を治める神々の子孫として敬われていました。天皇の言葉は、絶大な影響力を持っていたのです。実際、終戦の発表を阻止しようとした人々もいました。戦争継続を主張した一部の軍人たちです。彼らのクーデターは失敗に終わりました。陸軍大臣は切腹しました。そして天皇の言葉は、ラジオで国民に伝えられたのです。

 その日、天皇は終戦についてこう語りました。「天皇家は先祖代々、日本国民の平穏無事と世界の繁栄を願って来た。この戦争は長く続き、日本には不利な状況となった。残虐な新型爆弾(原爆)も落とされた。このまま戦争が続けば、日本人は滅亡する。戦争で死んだ人々を思うと、内臓が引き裂かれるようだ。日本は、これからたいへんな苦難を経験するだろう。しかし耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、未来のため平和への道を開きたい。」たいへんな数の命が、すでに失われていました。その人たちが願った勝利は、得られませんでした。しかし戦争を継続すれば、さらに多くの犠牲が予想されました。そこで天皇は、国民に戦争の終わりを告げたのです。まだ生きている多くの人々の命を救いたいと願ったからです。

 イスラエルも、かつて戦争に負けました。もっとひどい負け方でした。ソロモン王の死後、彼らの国は南北に分裂しました。北の王国は、アッシリアとの戦争に負けました。国は滅ぼされ、人々は世界中に散らされました。その時以来、彼らは行方不明です。南の王国は、バビロニアとの戦争に負けました。国は滅亡し、ユダヤ人たちはバビロニアの国に連れ去られました。70年経って、彼らの一部は元の領土に戻ることができました。でも祖国は、滅んだままでした。バビロニアの後、ペルシア、ギリシア、そしてローマが彼らの支配者となりました。ユダヤ人たちは、祖国の復興を願い続けました。戦争状態が終わり、占領軍が立ち去る時を待ち続けました。救世主が現れ、「もはや戦後ではない」と宣言される時を求め続けたのです。

 イエス様は救世主として、その宣言をしに来られました。しかしそれは、イスラエルの独立宣言ではありませんでした。世界中の人々が争い、互いに傷つけ合う時代は終わったと宣言されたのです。人類は創造主なる神から離れ、無益な争いを繰り返して来ました。数えきれないほどの人が、尊い命を落として来ました。創造主は、人々の争いを終わらせ、できるだけ多くの命を救いたいと願われました。人類の代表としてイスラエルを選び、彼らを通して神の計画を伝えられました。そしてその約束通り、イエス様が来られたのです。イエス・キリストを信じる人は、無益な争いから救われます。神の平和を喜ぶことができます。その喜びを全世界の人と分かち合いたいと願うようになるのです。

「兄弟たち。私が心の望みとし、また彼らのために神に願い求めているのは、彼らの救われることです。」(ローマ10:1)

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