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2017年9月17日 (日)

互いの違いに配慮する

 今週水曜日、東京・浅草であるイベントが開催されます。「ムスリム観光客の気分でまわる浅草ツアー」です。浅草は、日本で一番ムスリム観光客に人気の街だそうです。浅草寺の門前町として、浅草は発展して来ました。浅草寺には、観音像が祀られています。イスラム教は、ユダヤ教やキリスト教と同じで、偶像礼拝を禁じています。なぜ浅草が一番ムスリムに人気なのか、不思議ですね。観光で来るので、自分たちの国にはない異文化を見たいのかもしれません。水曜日のツアーを企画したのは、日本商工会議所・東京商工会議所・日本マレーシア経済協議会。ムスリム観光客へのサービスを学びたい人が、対象です。彼らが浅草でどんな物を買い、どんな料理を食べるのか、見て回るそうです。最初は、ハラール対応のお寿司屋さん「すし賢」でランチ。東京で最初のハラール寿司屋とのこと。その後、他のお店も見て回り、最後にハラール・ベジタリアン対応カフェにて懇談。貴重な学びができて、ランチ、お茶、お土産がついて、なんとお値段5000円!学生は1000円割引です!

 最近、来日するムスリム観光客が増えているそうです。それに合わせ、日本でもハラール対応のお店が増加しています。私が住む所沢にも、ハラールフードを扱うお店があるようです。ハラールとは、イスラムの教えで食べて良いとされる料理。食べられないのは、豚や犬、猫、カエル、蛇など。アルコールもダメです。人の思いが神から離れる危険があるためとのこと。牛や羊などは大丈夫ですが、肉にする時は、必ずムスリムの人が屠殺しなければならないそうです。イスラムの祈りを唱えながら、ナイフで頚動脈を切ります。完全に血を抜いた後、解体します。保管場所や輸送のトラックも、豚肉などと完全に分けなければなりません。日本では馴染みのない習慣が多いですね。ムスリム観光客を受け入れるには、たくさん学ぶ必要がありそうです。

 旧約聖書にも、食物規定があります。ヘブライ語で、カシュルートと呼ばれています。モーセの律法の中に記されています。ユダヤ人が命じられたのは、イスラム教が生まれる2000年近く前のことです。ユダヤ人も、豚肉を食べてはいけません。犬や猫、カエル、蛇などもダメ。肉の解体方法も、律法に定められています。ただ、イスラムとは違う点もありました。アルコールは、禁じられていません。ぶどう酒は、神の祝福を象徴していたのです。新しいぶどう酒ができると、人々はその恵みを神に感謝しました。しかしぶどう酒の祝福は、呪いに変わる危険もありました。人々の心が神から離れると、ぶどう酒は神のさばきの象徴にもなりました。人の心を惑わせ、全てを失わせる危険物でもあったのです。そのため律法を守るユダヤ人たちは、今でも深酒はしないそうです。ぶどう酒を飲むのは、安息日かお祭りの時に限られるそうです。

 イエス様が十字架につかれたのは、過越の祭りの時でした。最後の晩餐でぶどう酒の杯をとり、これは血による新しい契約だと言われました。ぶどう酒は、イエス様が全人類のために受ける神のさばきの象徴でした。同時にそれは、新しい契約の恵みも象徴していました。全ての人が受けられる恵みです。イエス・キリストを信じる人は、誰もが神の祝福の民とされます。もはやユダヤ人もムスリムもありません。食物規定があってもなくても関係ありません。信じるなら、全ての人が神の永遠の祝福を受け取ることができます。しかしそれは、私たちの違いが全てなくなるということではありません。聖書の教えに反しない限り、食物規定を守り続ける人はいるでしょう。守る必要がないと信じる人もいます。背景の全く異なる私たちが、一つの家族とされます。神の愛を受け、互いの違いに配慮することのできる家族に加えられるのです。

「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。」(ローマ14:1)

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