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2017年12月24日 (日)

金色の栄光をほめたたえる

 今日は、クリスマスカラーシリーズの最終回です。第1回目は赤について考えました。赤は罪の色、救いの色、そして神の愛の色です。2回目は緑について考えました。緑は祝福の色、安息の色、そして希望の色です。3回目のテーマは白でした。白は祈りの色、聖さの色、義(正しさ)の色です。4回目の今日は、金色について考えてみましょう。金色も、クリスマスに欠かせない色です。金色は、その名の通り金の色です。オレンジがかった黄色で、金属的な輝きがあります。多くの金属は、目に見える光を全て反射するそうです。そのため白っぽく、銀色に見えます。しかし金は、波長の短い紫や青、緑の光を吸収します。残った黄緑や黄色、赤などの光だけ反射するため、オレンジ寄りの黄色に輝くそうです。その輝きは、多くの人の心をとらえる美しさです。地上の金の量には限りがあるため、希少価値もあります。錆びることがなく、柔らかくて加工しやすい金属です。そのため、古くからアクセサリーに用いられて来ました。金箔にして建物や工芸品に用いたり、糸にして刺繍にも使われたりします。お金としても用いられて来ました。金は豊かさの象徴で、多くの人々ができるだけたくさん手に入れたいと願って来ました。

 日本は、かつて「黄金の国」と呼ばれたことがあります。カトリック教会が西ヨーロッパで大きな力を持っていた中世、1300年頃のこと。ヴェネツィアの商人マルコ・ポーロは、ヨーロッパの人々に日本の国を紹介しました。「東方見聞録」という本を通してです。マルコ・ポーロは、商人だった父と一緒にアジアを訪問しました。日本には来ませんでしたが、中国で日本の噂を聞きました。「そこは金がたくさん採れる国だ。家は金でできている。宮殿は屋根も廊下も窓も、全て金。人々は礼儀正しい。でも偶像を礼拝し、人の肉を食べる。人肉は、他の肉よりはるかに美味しいと彼らは言っている。」人の噂は、そのまま信じてはいけませんね。金の家とは宮殿ではなく、岩手県のお寺・中尊寺金色堂だったようです。全て金で作られたのではありません。木造の建物を金箔で覆ったのです。マルコ・ポーロの本は、大きなインパクトがありました。何か国語にも翻訳され、多くの人が読みました。その中の一人が、クリストファー・コロンブスでした。彼は、スペインから船で「黄金の国」を目指しました。カリブ海の島がその国だと勘違いし、黄金探しをしました。しかし金は、たくさんありませんでした。住民が隠していると考え、彼らを虐殺したそうです。金を求める心は、争いや人殺しの種になりました。

 金自体は、悪くはありません。人間の心に問題があります。創造主なる神は、地球上に金を造られました。エデンの園の時代にも金があったと、聖書に記されています。人が初めて罪を犯す前のことです。旧約聖書の世界でも、金色は豊かさや力の象徴でした。神はアブラハムを経済的に祝福され、金をたくさん与えられました。ヨセフがエジプトの支配者になった時は、金のネックレスが与えられました。金色は、神がおられる象徴でもありました。神はモーセに、「契約の箱」を作るよう命じられました。神輿のような形をした木の箱ですが、全てが金箔で覆われ、輝いていました。映画「インデイ・ジョーンズ」シリーズを観た人は、第1作「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」に出て来た箱を覚えているかもしれません。ナチスドイツが略奪した箱をジョーンズ博士が奪い返すストーリーです。映画はもちろんフィクションですが、その箱のモデルはモーセたちが作った契約の箱です。その金色の箱は、人とともにおられる神の象徴でした。

 キリスト誕生のお祝いとして、東方の博士たちは黄金を贈り物にしました。それはイエス様が神であり、全ての人とともにおられることを象徴していました。(契約の箱は、イエス様の象徴でもあります。)イエス・キリストを信じる人は、心が新しく造り変えられます。黄金よりもはるかに慕わしい神のみことばによってその人生が導かれ、純金で造られた天の都、永遠の「黄金の国」に迎え入れられます。金色の光を世に輝かす「神の宝の民」として、いつまでも変わらない神の金色の栄光をほめたたえることができるのです。

「その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。それから家に入り、母マリヤとともにいる幼子を見、ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱をあけて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」(マタイ2:10-11)

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