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2018年3月18日 (日)

神の家を建て直す

 日本全国には、10万以上の神社があるそうです。コンビニの数は5万6千。教会の数はカトリック、オーソドックス(正教会)、プロテスタント合わせて9千です。教会は、コンビニの数を目指そうというビジョンがあります。1つの教会は、平均5つの教会を生み出さなければならない計算になります。その目標が達成できたら、次の目標は神社の数ですね。教会が5万以上になったら、1教会が平均1つの教会を生み出せば神社の数に達します。そうなれば日本中どこでもコンビニや神社があるように、教会もあることになります。日本の街並みは、ずいぶん変わるでしょうね。私が留学した頃、フラー神学校のチャールズ・クラフト博士はこんな提案をしていました。「日本の教会は、鳥居を建てたらどうか。」その方が、多くの日本人は来やすいのではないかという意味です。それを聞いた瞬間、私は何と答えたら良いか分からず、日本風に笑顔で返しました(笑)。「きっとアヤシイ教会に見られるだろう」とも思いました。日本の教会がみな鳥居を建てるようになったら、日本中、鳥居ばかりになるかもしれません。

 神社の構造は、イスラエルの幕屋や神殿によく似ていると言われます。なぜ似ているかは、歴史のミステリーです。女優の鶴田真由さんは神社巡りするうち、日本人の祖先はユダヤ人だと思うようになったそうです。(彼女がイスラエルに行ったツアーには、安倍昭恵首相夫人も参加予定だったとのこと。首相夫人はキャンセルしたようですが、昭恵さんもいろんな所に名前が出て来ますね。)イスラエルの幕屋や神殿と異なり、神社では神道の神々、つまり偶像が祀られています。日本神話に登場する神々や実在の人物、動物、山、川、木など。人体のある部分の場合もあります。何でも神として祀られます。神々が宿る物体、いわゆる「神体」は、神社の中心である本殿に置かれます。参拝者たちは、そこに近づくためまず鳥居をくぐります。その先に手や口を水で清める場所があります。さらに奥には拝殿と本殿があります。幕屋や神殿にも、入口を入ってすぐの祭壇の先にきよめの水が置かれていました。その奥に聖所と至聖所がありました。至聖所には契約の箱が置かれ、神がそこにおられると言われました。神社とは神を祀る場所、神がおられる場所という意味です。イスラエルの幕屋や神殿も神が住まわれる場所、「神の家」と呼ばれました。

 モーセの時代に作られた幕屋は、荒野で40年間過ごした後、約束の地に入りました。そしてダビデの時代、契約の箱だけが一足先にエルサレムに運び込まれました。ソロモンの時代には、壮大な神殿が完成しました。そこは、イスラエルの礼拝の中心地になりました。ところがユダヤ人は、天地創造の神ではなく、偶像を拝むようになりました。神との契約通り、彼らの国は滅び、神殿は廃墟になりました。しかしそれは、彼らが本来の信仰を取り戻すための厳しい訓練だったのです。異国の地で偶像礼拝の罪を悔い改めた時、ユダヤ人たちは帰国することができました。全てが神の恵みであると、彼らはよく理解できるようになりました。そして礼拝の中心地として神殿を再建することが、彼らの最優先課題になったのです。この時建てられた「第2神殿」は、後にヘロデ大王により大幅に改築され、目を見張るような建物になりました。イエス様や弟子たちが訪れたのは、この第2神殿です。

 イエス様は、神の家を建て直しに来られました。それは、エルサレムにあった建物のことではありません。神が新しく造られる人ひとりひとりと、そのような人々の集まりのことです。イエス・キリストを信じる人は、聖霊が心のうちに住まわれる神殿とされます。そのような人の集まりである「教会」(原語は“エクレシア”=呼び出された人たち)も、神の家と呼ばれます。イエス様による神の家の再建は、今も継続中です。その大切な働きに、希望者は誰でも加えていただけるのです。

「そして彼らは主を賛美し、感謝しながら『主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまでもイスラエルに』と歌い交わした。こうして、主の宮の礎が据えられたので、民はみな主を賛美して大声で叫んだ。」(エズラ3:11)

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