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2018年5月 6日 (日)

天の香油の香りを放つ

 暖かくなると、臭いを気にする人が増えるようです。花王株式会社は、汗の臭いを防ぐキャンペーンを始めました。臭いに関するツイートを、29,000以上集めたそうです。そのうち約3,900は自分が靴を脱いだ時の足汗の臭い。1,000以上はパートナーが帰って来た時の足汗の臭い。950以上はお座敷に上がる時の汗の臭いだそうです。花王ではアンケートに答えた人の中から1,000名に、消臭効果のある製品をプレゼントしてくれるとのこと。申込締切は5月17日!この製品をつけると1日中、汗の臭いが気にならないと宣伝しています。(ただしアマゾンのレビューを見ると、効果があるという人とほとんどないという人が両方いるようです。笑)

 昔の臭い対策は、良い匂いで嫌な臭いを打ち消すことでした。今のような香水が作られたのは、中世ヨーロッパの頃だそうです。十字軍がイスラム社会の技術を伝え、蒸留によりアルコールが作られたとのこと。香料をアルコールに溶かし、香水が作られました。ヨーロッパ、特にフランスでは、20世紀になるまでお風呂に入る習慣がなかったようです。理由の1つは、先ず十分に使えるきれいな水がなかったこと。2つ目は空気が乾燥し、汗をかいてもベタベタになりにくかったこと。3つ目は、水や湯を浴びると病気になると信じられていたこと。そのような背景があり、香水が発達したようです。

 香水の前にも、良い匂いの物はありました。その一つは、お香です。良い香りの木やその分泌物などを燃やし、煙を漂わせます。日本の線香もお香の一つです。古代エジプトにもお香があり、部屋を良い匂いで満たしました。良い匂いで神々を祀る信仰もあったそうです。ヨセフをエジプトに連れて行った商人も、奴隷以外にお香も売っていました。その一つは、乳香です。乳香は、ツタンカーメン王の墓からも発見されたそうです。お香はインド、中国を経て、日本にも伝えられました。伝えたのは仏教のお坊さんたちです。良い香りの香を焚くと心がきよめられると、彼らは信じました。モーセの幕屋でも毎日毎日、芳しい香りの香が焚かれました。それは、創造主なる神にささげる祈りの象徴でした。私たちの祈りも、良い香りのお香のように天に届くのです。

 香油も、古くから香水のように用いられました。アルコールではなく、オリーブ油等の油に香料を溶かしたものです。アルコールではないため、香りが長続きするそうです。香油も、古代エジプトの時代からありました。ユリウス・カエサルの心を射止めたクレオパトラも香油を愛用し、良い香りを放っていたようです。創造主なる神は、モーセに正式な香油の作り方を指導しました。没薬、シナモン、匂い菖蒲等がオリーブ油に溶かされました。その香りの良い油は、祭司たちの頭に注がれました。王や預言者たちにも注がれました。それは彼らが創造主なる神のしもべとして、大切な働きをするしるしでした。

 香油は、聖霊の象徴です。イエス様は、天からこの芳しい油の注ぎを受け、神のしもべ、全世界の王としての公務を全うされました。メシアとは、ヘブライ語で油注がれた王という意味です。ギリシア語では、キリストになります。イエス様は、祭司や預言者としての務めも同時に兼務されました。イエス・キリストを信じる人には、天から同じ香油が注がれます。神のしもべとして、天から重要なミッションを受け取ります。それは、聖霊の奇跡的な消臭力で嫌な臭いを元から絶つミッション、そしてイエス様と同じ芳しい香りで世界中を満たすミッションなのです。

「神である主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、心の傷ついた者を癒やすため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ、主の恵みの年、われらの神の復讐の日を告げ、すべての嘆き悲しむ者を慰めるために。」(イザヤ61:1-2)

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