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2018年10月21日 (日)

子どものように神に近づく

 「チコちゃんに叱られる!」というTV番組が、人気だそうです。NHKのクイズバラエティ番組です。チコちゃんとは着ぐるみの女の子で、5歳という設定。好奇心旺盛で、何でも知っています。大人たちに素朴な疑問を投げかけます。例えば、こうです。「なぜヒトはパンツをはくのか。なぜ大人になると、1年があっという間に過ぎるのか。日本の中心はどこか。」答えられないと、チコちゃんの顔が真っ赤になり、巨大化します。そして、こう言って大人たちを叱ります。「ボーっと生きてんじゃねえよ!」この決めゼリフが人気なようで、多くの人がこの番組を見ています。5歳の女の子が叱るので、あまり嫌味を感じないそうです。でも私は、この番組を見る気がしません。クイズに答えられないだけで、小さな子から「ボーっと生きてんじゃねえよ」と言われたくないからです。(笑)何でも知っていて「上から目線」で話す子は、子供らしくないようにも思います。

 ツイッターでは数か月前、10歳の女の子が書いたメモが話題になったそうです。「全世界の子供が思っている大人への不満」というタイトルです。メモには、3つの不満が書いてありました。1つ目、「子供が水やお茶などをこぼすと、大人は子供をおこるクセに、大人がこぼすと、笑ってごまかし、だれにもおこられない。」2つ目、「子供がリビングなどで寝ていると、『ふとんで寝なさい!』と注意するクセに、大人もリビングなどで寝ている。」3つ目、「大人は子供に、『ゲームは1時間だけ!』とか言うクセに、大人は7時間ほどゲームをしている。」まとめ「大人は、人の事(子供の事)を言えない!」こういう視点は、私は好きです。小さい頃、同じように感じたからです。皆さんもそうかもしれません。これは子供らしい「下から目線」の観察結果で、知識があるないの話ではありません。子供を指導する大人は、子供の目線から自分を見ることも大切です。「ボーっと生きてんじゃ」いけません。(笑)

 聖書の中の子供は、大人に指導される立場です。モーセは、約束の地を目の前にしたユダヤ人たちに、こう語りました。「子供たちに、神のことばを教え込みなさい。家にいる時も外に出た時も、起きた時も寝る時も、子供たちに教えなさい。」大人はもちろん、子供たちのお手本になるべきです。でも時には、子供が大人のお手本になることもあります。ペリシテ軍と戦ったイスラエル兵士は、みな怖じ気づいていました。ゴリヤテという巨人が現れると、大人は誰も戦おうとしませんでした。お手本になったのは、兄たちに弁当を届けに来た羊飼いの少年ダビデです。彼は見事勝利を収め、信仰による戦いの模範を大人に示しました。新約聖書にも、小さなヒーローが登場します。その子も、弁当を持っていました。5つのパンと2匹の魚です。少年がその弁当を差し出すと、イエス様は5千人以上の大人に食事を振る舞われました。自分が持つわずかな物をささげた子は、神に大きく用いられました。その姿は、今も世界中の大人や子供のお手本になっています。

 イエス様は、小さい頃から聖霊の英才教育を受け、何でも知っていました。エルサレムの神殿に行くと、大人と神学論争できるほどでした。でも子供のうちは、両親の指導を受けました。「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と、大人を叱らなかったはずです。大人になると、イエス様は子供たちの人気者でした。そばに寄って来る子供を歓迎されました。大人に対しては、「子供のようにわたしに近づきなさい」と言われました。イエス様は、誰が寄って来ても歓迎して下さいます。大人風に、近づき方のマナーを考える必要はありません。何も考えず、子供のように懐に飛び込めば良いのです。イエス様のそばにいれば、ボーっと生きることもなくなります。

「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。邪魔してはいけません。神の国はこのような者たちのものなのです。まことに、あなたがたに言います。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに入ることはできません。」(ルカ18:16-17)

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