喜びの人生を生きる
先週20日の記事は「笑顔」がテーマでした。黒後選手の笑顔は、たいへん印象的です。昨年、世界バレーで活躍した時、笑顔が輝いていました。でも彼女は子供の頃、感情の起伏が激しかったそうです。泣き虫で、すぐ泣くし、すぐ怒りました。(「泣き虫愛ちゃん」が、もう一人いたようです!)感情のコントロールができず、気持ちにムラがありました。試合中、つまらない態度を見せることもあったそうです。父からは、こう言われました。「試合では笑顔をつくらないとダメ。試合で華のある選手になってほしい。」姉は、こう言いました。「バレーボールは一人じゃできない。エースのあなたの顔色をうかがうチームになっちゃいけない。」姉と2人で、笑顔づくりの練習もしたそうです。朝日新聞の記者に対し、黒後選手はこう語りました。「笑っていれば、いいことがある。前向きでいたい。」
笑顔には、確かにいいことがあるようです。フランスの哲学者アランは、こう言ったそうです。「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ。」笑顔の表情をつくるだけで、脳の中でドーパミンが増えるそうです。幸せを感じさせる物質です。笑顔一つで、チョコバー2000個分幸せになるという話もあります。(チョコバーが大好きな人の場合でしょうね。笑)笑顔の人は、穏やかで有能そうな印象を与えるとも言われます。旧ソ連のユーリイ・ガガーリンは、人類初の宇宙飛行士に選ばれました。選出理由の一つは、彼の笑顔だったそうです。輝くような笑顔は、ヒーローになるのにふさわしいと判断されたとのこと。笑顔は、健康にも良いそうです。ストレスを発散させ、血行を良くし、ガンやウィルスへの抵抗力を高めると聞きます。もちろん笑顔は、人間関係も良くします。笑顔で写真に写る人は満足度の高い人生を送り、長生きするという調査結果もあるそうです。「笑う門には福来たる」ということわざ通りですね。
聖書には、こう書かれています。「喜んでいる心は健康を良くし、打ちひしがれた霊は骨を枯らす。」旧約聖書の箴言17章22節です。私たちの地上の人生は、嬉しいことや楽しいことばかりではありません。悲しいことや辛いことも起きます。打ちひしがれた思いになる時も、あるかもしれません。でもイエス・キリストを信じる人は、どんな時にも喜ぶことができます。目の前に起きる出来事が、全てではないと知っているからです。
私たちの人生がたとえ荒野の旅のようでも、永遠の世界に比べれば一瞬に過ぎません。時が来たら、クリスチャンは素晴らしい約束の地に到着できます。限りない喜びと楽しみに満ちた、永遠の神の国です。そこに向かう人は、旅の途中から喜びと楽しみの「味見」ができるようになります。荒野にデパ地下がオープンするかのようです。(食べるのが好きな人向けのたとえです。笑)そこを歩けば幸せな気持ちになり、笑顔になれます。永遠の神の家に着けば、大好物を好きなだけ食べられる――その時を楽しみに、喜びながら「デパ地下」を制覇できるのです!信仰によって人生の荒野を笑顔で進み、華のある生き方ができることを感謝します。
「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」(ピリピ4:4)
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