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2019年1月 6日 (日)

完成への道を突き進む

 スペインのバルセロナに、サグラダ・ファミリアという未完成の教会堂があります。正式名称は、「聖家族贖罪教会」だそうです。ご存知の通り、アントニ・ガウディの作品で、建物の一部は世界遺産です。建設開始は1882年。ガウディは翌年1883年から、2代目の建築家としてこの教会の設計を始めました。それから40年以上にわたり、彼はこの建設プロジェクトに関わりましたが、1926年に73歳で亡くなった時、完成していたのは全体の4分の1以下だったそうです。費用は全て、個人の献金でまかなわれたため、建設が遅々として進まなかったのです。スペインの内戦もあり、反乱軍に建物の一部を破壊されたこともありました。完成には数百年かかると言われましたが、コンピュータ技術の飛躍的な発展により、2026年に完成予定とのこと。ガウディの死後100年にあたります。世界遺産になったためか、拝観料収入が大幅に増え、経済的な必要も満たされました。カトリック教会らしく、イエス・キリストの誕生や十字架・復活のエピソードを表現した彫刻がたくさんあるようです。大聖堂の内部も森の中をイメージしたような幻想的な空間との話。完成した頃、まだ元気だったら、一度見に行きたいですね。(笑)

 普通の建物は、建設着工から1年以内で完成します。高層ビルでも数年以内です。池袋のサンシャイン60は、建設に5年かかりました。新宿の東京都庁舎は2年半。スカイツリーは3年半で建ちました。建設に100年以上かかる建築物は、滅多にありません。ドイツのケルン大聖堂は、完成までになんと630年かかったそうです。イタリアのピサの斜塔は、200年かかって完成しました。実は教会関係の建物で、ピサ大聖堂の鐘を鳴らす塔だそうです。これらの設計を担当した人たちは、建物の完成した姿を実際に見ることはありませんでした。でも彼らの頭の中には、完成した建物がはっきりイメージされていたはずです。そのイメージに合わせ、彼らは設計図を描き、建設作業をする人たちに指示を出したのです。サグラダ・ファミリアの設計図や模型は、内戦の時になくなったそうです。でも、その後の設計者たちがガウディの完成イメージを推測し、建設は続けられました。ロマンに満ちた、壮大なプロジェクトですね。

 創造主なる神も、天地創造の前に、全てが完成した世界の設計図を描かれました。その世界は、永遠の祝福に満ちています。イエス・キリストが王として、全世界を治めておられます。そこに悪は存在しません。苦しみや悲しみもありません。あるのは良いことだけ。喜びや楽しみに満ち溢れた世界です。あらゆる国から集められた人々が、その世界に集っています。イエス様を王と認め、そこに入ることが許された人たちです。その世界で人々は、限りない祝福をいつまでも喜び、楽しむことができます。あらゆる束縛から解放されています。限りない自由と平和があります。神は、これまでイスラエルの預言者たちを通し、完成した世界の設計図を少しずつ人類に伝えて来られました。そこに描かれた素晴らしい世界は今、天のスケジュールに沿って完成されつつあります。悠久の時間をかけた史上最大のプロジェクトです。イエス様を救い主、全世界の王と信じる人は誰でも、その何よりも偉大なプロジェクトに参加可能です。私たち自身も完成した世界の一部とされ、その光り輝く美しさをいつまでも満喫できるのです。

「あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。」(ピリピ1:6)

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