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2019年5月19日 (日)

祝福拝受のバトンを渡す

 先週は、バトンパスで大きなミスがありました。横浜で行われた世界リレー大会の男子400m予選です。日本は、この種目で金メダルを目指していました。途中まで好調で、米国とトップ争い。ところが第3走者と第4走者との間で、トラブルが発生しました。バトンをうまく渡せず、お手玉したのです。アンカーの桐生選手は、宙に浮いたバトンをなんとかキャッチして、ゴールインしました。でもバトンは手渡しするというルールがあり、残念ながら予選失格となりました。イギリスのBBC放送はこのシーンについて、こう伝えたそうです。「日本のヨシヒデ・キリュウが驚異的な『バトンキャッチ』をやってのけた。」今回は、バトンパスの練習が不足していたようです。桐生選手は、こうコメントしました。「・・・バトンは失敗しないだろうという緩みも少しあったと思う。バトンは集中しないとミスをするとあらためて思った。」コーチは、選手たちにこう語ったそうです。「東京オリンピックの時に、・・・今回の失敗が生きる形にしよう。」

 神の国の弟子づくりも、バトンリレーです。イエス様は、使徒たちに弟子づくりのバトンを渡しました。使徒たちは新たな弟子をつくるため、エルサレム、ユダヤ、サマリア、そして地の果てにまで遣わされました。派遣先で新たな弟子をつくり、彼らに弟子づくりのバトンを渡しました。そのバトンは、次から次へと異なる世界に住む新しい世代に手渡しされて来ました。今は、21世紀の日本に住む私たちに、バトンが渡されています。このバトンを次の世代に渡すため、私たちは、それぞれ決められたコースを走っています。バトンを宙に放り投げるのは、ルール違反です。誰にも渡さないのも、ルール違反。神の祝福を受け取るバトンを次の人に手渡す大切な使命が、私たちに与えられているのです。

 ユダヤ人をエジプトから解放したモーセも、祝福を受け取るバトンを次の人に手渡しました。弟子として育てたヨシュアにです。エジプト脱出後、ユダヤ人はすぐに約束の地を受け取れませんでした。心の準備がまだでした。カナンの地を受け取るのは無理だと、ほとんどの人が考えたのです。彼らは、海が2つに割れる驚くべき奇跡を目にしました。それでもなお、神に不可能はないと信じられなかったのです。そのためユダヤ人は、荒野40年間の特別訓練コースを走ることになりました。神が全ての必要を満たし、あらゆる戦いに勝利させて下さることを、彼らはもっと体験する必要があったのです。荒野の40年、モーセが彼らのリーダーを務めました。訓練の全コースを走り終え、約束の地に入る直前まで、モーセはユダヤ人を導きました。モーセも、約束の地に行きたかったはずです。でも、神はこう言われました。「あなたは、カナンの地に入れない。」このためモーセはヨシュアを弟子とし、祝福を受け取るバトンを彼に手渡したのです。

 モーセからヨシュアへのバトンタッチは、完璧でした。準備に40年かけたので、練習不足ではありませんでした。イエス様が弟子づくりにかけた時間のなんと10倍以上。まさに「神業」のバトンパス! ヨシュアはユダヤ人を率い、見事、神の祝福の地を受け取りました。この「神業」のバトンパスに、私たちも見習えることがたくさんあります。

「それからモーセはヨシュアを呼び寄せ、全イスラエルの目の前で彼に言った。『強くあれ。雄々しくあれ。主がこの民の父祖たちに与えると誓われた地に、彼らとともに入るのはあなたであり、それを彼らに受け継がせるのもあなたである。』」(申命記31:7)

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