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2019年12月15日 (日)

神のことばを心から喜ぶ

 先週は、ノーベル賞授賞式がありました。吉野彰さんが化学賞を受賞し、スウェーデン国王からメダルと賞状を授与される様子が報道されました。「(気分は)最高です」とコメントし、吉野さんは喜んでいました。行事の合間には、家族でストックホルムのクリスマスマーケット等を散策したようです。お孫さんと手をつないでいる時も、吉野さんはたいへん嬉しそうでした。

 吉野彰さんは、1948年大阪府生まれの71歳。京都大学大学院を卒業後、旭化成に入社。大学ではなく、民間企業での研究開発を希望し、そこで新しい充電式電池の開発に取り組みました。最も軽い金属、リチウムを使った電池です。リチウムは、水素、ヘリウムとともに最初にできた元素の一つと考えられています。チリやアルゼンチン、ボリビア等、南米に多く埋蔵されているそうです。SNS映えで有名なウユニ塩湖には、全世界のリチウム埋蔵量の約半分があるという話です。

 リチウムを使う充電式電池を初めて作ったのは、M・スタンリー・ウィッティンガムという英国出身の化学者。1970年代です。彼の研究は、その後のリチウム電池開発の土台となりました。彼は、リチウムをマイナス側の電極として使いました。すると1980年、別な人がリチウムを使い、プラス側の電極にする材料を開発しました。米国人の物理学者ジョン・B・グッドイナフです。(この材料は十分良かった――good enough!笑)さらにその5年後、吉野彰さんはマイナス側の電極に適した材料を発見。炭素を使う材料でした。これで充電式のリチウムイオン電池が、実用可能になりました。それから30年経った今、リチウムイオン電池は至る所で使われています。今後もさらに使用範囲が広がると見られています。この電池開発に大きな貢献をした3人の博士、ウィッティンガム、グッドイナフ、吉野さんが今年、仲良くノーベル化学賞を受賞しました。彼らのチームの見事なコンビプレー――ウィッティンガムがレシーブし、グッドイナフがトスを上げ、吉野さんがアタックしたかのようです!

 3人の科学者の業績は確かに偉大で、ノーベル賞に十分値します。彼らの背後にもおそらく、数え切れないほど多くの人がいて、重要な研究を陰で支えたのでしょう。でも私たちは、さらにそのずっとずっと背後におられた、目に見えない支援者を忘れてはなりません。創造主なる神です。神は、宇宙の全てを造られました。リチウムも炭素も造られました。地球を造り、人間を造り、ウユニ塩湖も造られました。科学者たちに命を吹き込み、優秀な頭脳と貴重な出会いを与えられました。そして3人を選び、人類の歴史に大きな足跡を残す重要な研究へと導かれたのです。3人の博士は、リチウム電池研究のコートに立ちました。世界中の人が息をのむ、素晴らしいプレーを見せてくれました。でもそのコートを準備し、3人をそこに呼び、ボールを投げ入れたお方がいたのです。宇宙の全てを造り、全ての人を背後から支える神です。

 世界を造った神のことばは、人となり、人間社会のコートに立たれました。ボールを投げ入れるだけでなく、一人のプレーヤーとして人類のゲームに参加されました。イエス・キリストは、世界の片隅のコートで神業のプレーを連発し、人類の歴史を大きく変えられました。このお方を信じる人は、人生が大きく変わります。人生のコートで大勝利する喜びを味わえます。2000年前にいた3人の博士は、キリストと出会い、この上ない喜びを体験しました。私たちも同じように心から喜び、「(気分は)最高です」と言うことができるのです。

「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。」(ヨハネ1:14)

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