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2020年1月19日 (日)

永遠の世界に備える

 「死後の行き先が天国か地獄かだったら、あなたはどちらに行くと思いますか?」5年前、日本でそんなアンケートがあり、8,322人が回答しました。55%の人は、地獄と答えたそうです。なぜでしょう。理由は例えば、「生き物を殺している。善い行いをしていない。隠れて悪いことをしている。不倫している」等。一方、天国に行くと思う人は、44%でした。理由は、「虫や動物に優しくしている。ブラック企業でキツイ仕事を頑張った。人を傷つけていない」等。つまり、善いことをすれば天国、悪いことをすると地獄という考え方です。

 年齢別に見ると、地獄に行くと言う人が最も多いのは20代で、63%。20代に悪さをする人が多いのか、それとも善悪に敏感な人が多いのか・・・。30代以降は天国に行くと言う人が増え、60代では過半数になります。60代のある女性は、こう言ったそうです。「歳をとって死が現実的になると、地獄に行くとは考えたくない。」(笑)これも「楽観バイアス」の一種でしょうか。危険があっても自分は大丈夫だと思う――その傾向は、年齢とともに強まるのかもしれません。

 日本では伝統的に、死んだら別の世界に行くと考えられて来ました。神道で言う「黄泉の国」です。体が朽ち果て、恐ろしい姿になる国。「あの世」とも呼ばれる、終わりなき世界です。死者の霊は、「あの世」で必ずしも幸せになりません。不幸な霊は「この世」に働きかけ、災いをもたらすと、多くの人が信じました。そのため人々は死者の霊の幸せを願い、祈ったのです。仏教が日本に伝わると、死者はさまざまな世界に何度も生まれ変わると、人々は信じました。その苦しみから逃れるため、善い行いや修行をする人もいました。

 その後、さらに新たな教えが広まりました。善い行いや修行がなくても、念仏を唱えれば極楽浄土に行けるという教えです。今では多くの人が、こう信じています。「死んだ本人が何もしなくても、遺族が念仏を唱えれば、死者は極楽浄土に行ける。」死者はそこで祖先の霊と一体になり、いつまでも幸せに暮らすと考えられています。最近はキリスト教の影響からか、死んだら天国だと言う人も多いようです。(「あの人は地獄に行った」と言う人は、あまりいません。)あの世と極楽浄土と天国が、都合良くミックスされているようです。

 聖書の教える「天の御国」は、あの世でも極楽浄土でもありません。創造主なる神が王として全てを治める国のことです。「神の国」とも呼ばれます。神は、この永遠の国の建設を永遠の昔に計画されました。その国で一緒に住む人類を創造し、いつまでも楽しく過ごそうと、神は考えられたのです。途中で人が裏切ることも、ユダヤ人がしくじることも、最初から全てお見通しでした。でも神は人類を心から愛し、永遠の国の計画を着々と進められました。人類の代表としてアブラハムを選び、彼とその子孫たちに永遠のビジョンを語り続けられました。人が約束を破っても、神は必ず約束を果たすと教え続けられました。永遠の国を完成するため、救い主が来るとも告げられました。そして予定通り、イエス・キリストが来られ、永遠の計画は完成に近づいたのです。

 イエス・キリストを信じる人は、永遠の祝福の世界に入ることができます。全てが完成した天の御国です。そこは、死んだら誰もが入る国ではありません。遺族が何十年もとりなして祈ったら、死者が入れる国でもありません。善いことをした人が入る国でもありません。その国を造りつつある神が、入国の条件を定めておられます。イエス様を信じ、このお方に従って生きることです。イエス様は私たちの歩みを支え、あらゆる災いへの勝利も与えて下さいます。永遠の世界から見れば、今の私たちの世界は一瞬に過ぎません。でもその一瞬をどう過ごすか、どんな準備をするかが、永遠の違いをもたらすのです。

「ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから。」(マタイ25:13)

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