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2020年3月22日 (日)

天命を全うする

 現在、確認可能な長寿記録世界一は、122年と164日だそうです。ジャンヌ・カルマンというフランス人女性の記録です。彼女は1875年、エッフェル塔ができる前に生まれ、1997年に亡くなりました。家族も長生きだったようです。父は93歳、母は86歳、兄は97歳まで生きました。ジャンヌは21歳で結婚し、一人娘を出産。夫の商売は繁盛し、幸せな人生のようでした。

 でも彼女が58歳の時、34歳の娘は7歳の息子を残して病死。その後、ジャンヌの夫、兄、そして孫が次々と亡くなりました。88歳の時、彼女は身寄りがなくなったようです。111歳になると、彼女はフランス人の長生き記録を更新しました。翌年112歳になって、ギネスの世界記録を更新しました。「神様は私のことを忘れてしまったに違いない」と、彼女はよく冗談を言っていたそうです。でも、もちろん神は忘れていませんでした。ある日、ジャンヌにも最期の時が訪れたのです。

 人は何歳まで生きられるか、科学者たちの意見は分かれています。ある人たちは、1000歳まで寿命を延ばす研究をしています。聖書には確かに、900年以上生きた人たちが出て来ます。現代の研究者は、こう言うそうです。「最新のテクノロジーを駆使すれば、人間は何百年も生きる可能性がある」。別の人たちは、120歳くらいが限界だと考えます。「120歳を超えると健康状態が非常に悪くなり、生活の質を高く保てない」とのこと。ジャンヌ・カルマンさんも、晩年はほとんど目が見えず、耳も聞こえなかったそうです。

 「遺伝的に定められた寿命は55歳くらいだ」と言う学者もいます。55歳くらいから、癌で死ぬ人が急増するとの話です。「人間の本来の寿命は38歳だ」と言う人もいます。DNAを詳しく調べた結果だそうです。「医学の進歩とライフスタイル向上のおかげで、多くの人はそれより倍以上生きる」と彼らは言います。でも2,000人以上の死に立ち会ったある医師は、こう感じているそうです。「寿命は、医学の力以外に『本人の運命』が関わっているようだ。」別の医師も、こう発言しています。「寿命は医療で延ばせるものではなく、『天命』だという気がするんです。」

 「人の寿命は創造主なる神が定める」と、聖書は証言しています。人が死ぬようになったのは、私たち人間の責任です。人類の先祖が、食べてはいけない木の実を食べたからです。その後、神は人の寿命についてこう言われました。「人の齢は120年にしよう。」(創世記6:3)でもそれは一般的な話で、それより長生きの人も短命な人ももちろんいます。

 ヨブには子供が10人いましたが、彼らはある日突然、自然災害で全員死亡しました。ヨブはその時、こう言いました。「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」(ヨブ1:21)ヨブはその後長生きし、子供が新たに10人与えられました。

 ヒゼキヤ王は病気で余命宣告を受けた時、号泣して神に祈りました。(Ⅱ列王20:3)すると神は彼を癒し、15年寿命を延ばされました。15年間に果たすべき使命も、神は彼に与えて下さったのです。

 イエス・キリストは、寿命を超えた希望を私たちに与えて下さいました。地上で暮らす日々は、いつか終わりが来ます。でも、天の御国の日々は永遠です。地上の人生がいつどんな形で終わろうと、私たちは恐れることはありません。私たちには、永遠のいのちの希望があるからです。大切なのは、その希望を抱いて地上の人生を走り抜くこと。そして、天からいただいた使命を十分に全うすることなのです。

「・・・私が世を去る時が来ました。私は勇敢に戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。あとは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。・・・」(Ⅱテモテ4:6-8)

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