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2020年5月24日 (日)

どんな時も熱く神を愛す

 コロナウィルスの感染爆発で、夫婦関係に亀裂が生じる場合もあるようです。いわゆる「コロナ離婚」の危機です。女性向けのあるメディアは、4月の末にコロナ離婚に関する調査を行いました。10~50代の男女100人への聞き取り調査で、回答者の8割が女性でした。10%の人は、コロナ離婚を「考えるようになった」と回答。13%の人は、コロナが離婚の「後押しになりそう」だと回答。これから「考えるようになりそう」な人は、15%。これらを合わせると38%、ほぼ4割の人が、コロナ離婚の危機のようです。

 いくつか原因が挙げられています。一つは収入の減少。生活が苦しくなり、喧嘩が絶えなくなるケース。二つ目は危機意識のズレ。夫婦の一方はウィルス対策を万全にし、もう一方は全く無関心な場合。三つ目は役割分担のアンバランス。ずっと家にいるのに夫は家事や育児に全く配慮せず、妻のワンオペが続くケース。四つ目は気分転換の欠如。外出自粛でストレス発散ができず、些細なことにイライラしがちな場合です。

 コロナ離婚を避けるアイデアも、いくつか紹介されています。その一つは、良いコミュニケーション。2人で問題解決について話し合い、役割分担を見直すこと。二つ目は、共通の趣味。一緒にドラマや音楽の鑑賞、ゲーム等をして楽しむこと。三つ目は、一人になる時間を作ること。四つ目は、互いを尊重し、感謝を口にすること。私は昔、たくさんのカップルの結婚式を司式しました。式の前、新郎新婦にこう説明しました。「結婚の誓約は、神の前で結ぶ契約です。それは、いつまでも愛し続けるという契約です。」多くの夫婦が「初めの愛」に立ち返り、危機を乗り切れられるように願っています。

 聖書の中で、神と人との関係は、結婚に例えられています。モーセに授けた十戒の中で、神はご自身のことを「ねたむ神」だと言われました。天地創造の神は、私たちを深く愛しておられます。燃えるような愛で妻を愛し、ひたすら妻に尽くし続ける、完璧な夫のようです。(自分はそんな夫だ、あるいは私の夫はそうだと言う人いますか?)もし妻が夫の完璧な愛を理解せず、離婚を考えたら、夫は深く傷つき、怒ります。浮気してたら、なおさらです。これが、神の「ねたみ」です。ユダヤ人たちは、神の「ねたむ愛」を体験しました。神は彼らを愛し、エジプトから解放し、約束の地に住まわせて下さいました。ところがユダヤ人は神の愛を忘れ、偶像に思いを寄せました。神はさまざまな方法で、彼らに「初めの愛」を思い出させようとされました。彼らを熱く愛し、ご自身のもとに戻るように説得し続けたのです。

 エリヤは、そのような説得を任された預言者の一人でした。彼には、何の地位もありませんでした。お金もありませんでした。力を貸してくれるお友達もいませんでした。たった一人で、彼は国王夫妻の大きな罪に立ち向かったのです。「初めの愛」を捨て偶像に浮気する罪、そして悪巧みの仲間を増やす罪です。でもエリヤは、「初めの愛」を忘れませんでした。神とよくコミュニケーションをとりました。神と一緒に楽しむ時間を作りました。一人で考える時も過ごしました。神を敬い、感謝をささげる時もあったはずです。時には、道を見失いそうな危機もありました。でもエリヤは最期まで神を愛し、熱心に神に仕えました。どんな時も神を愛し続けたその生き方を、神は喜ばれました。エリヤは預言者の殿堂入りし、数百年後、モーセとともにイエス様と特別にお話する特権も与えられました。どんな状況でも熱く神を愛する人を、神は豊かに祝福して下さるのです。

 神は、どんな時にも私たちに熱く愛されたいと願っておられます。今日はエリヤの生涯を通し、私たちが神を愛すべき理由について考えてみましょう。

 第一に神は、私たちのいのちの源です(Ⅰ列王記17:2-4)。エリヤは、餓死する危機に瀕していました。イスラエルの国には数年間、雨が降らず、作物が実らなかったからです。それは実は、ユダヤ人に対する神のメッセージでした。彼らは、国王夫妻の指導の下、偶像の神々を拝むようになっていました。バアルやアシェラ等です。それらの神々が雨を降らせ、豊かな収穫をもたらすと彼らは信じていたのです。でも創造主なる神は、エリヤを国王のもとに遣わし、こう宣言させました。「ここ数年間は、雨が降らない。」天地創造の神が全てのいのちを造り、養っていることを示す目的がありました。神はその間、不思議な方法でエリヤを養われたのです。エリヤがケリテ川のほとりに行くと、毎日朝と夕、烏が食べ物を運んで来ました。神は私たち一人ひとりにいのちを与え、そのいのちを養っておられます。どんな時も必要を満たして下さる神に、私たちは信頼できるのです。

 神はその後、エリヤをツァレファテのやもめの家で養われました(Ⅰ列王記17:8-9)。ツァレファテは、イスラエルの北にあった地中海沿岸の町で、シドンの町の支配下にありました。シドンは当時のイスラエル王妃イゼベルの故郷で、バアル礼拝の中心地でした。つまり神はエリヤを偶像礼拝の中心に遣わし、そこで彼を養われたのです。遣わされたやもめの家には食べ物がありませんでした。やもめは生活の見通しが立たず、息子と一緒に心中する寸前でした。しかし神は、不思議な方法でこの親子とエリヤを養われました。息子が病気で死んだ時も、生き返らせて下さいました。エリヤの信じる神こそが、いのちを与え、養うお方であることが、偶像礼拝の中心地でも明らかにされたのです。日本に住む私たちをも神は深く愛し、いのちを養っておられます。だからこそ神は、熱く愛するに値するお方なのです。

 第二に神は、全地の王です(Ⅰ列王記18:1)。飢饉が3年目に入ると、国王アハブと面会するように、神はエリヤに命じられました。アハブに会えば、処刑される危険がありました。王妃イゼベルは主の預言者たちを死刑にし、アハブ王はエリヤを指名手配していたのです。国王夫妻は、バアルやアシェラを拝まない人々が飢饉の原因だと考えていたのかもしれません。とんでもない間違いでした。その間違いを正すため、エリヤはアハブに一つ提案をしました。カルメル山で、バアルやアシェラの預言者たちとエリヤが対決する提案です。850人対1人の戦いです。全地を支配し、自然現象をもコントロールするのは、どちらの神なのかを示す戦いでした。

 ご存知の通り、この戦いはエリヤ側の圧倒的勝利に終わりました(Ⅰ列王記18:38-39)。850人が必死に偶像に祈り求めても、何も起きませんでした。でもエリヤがたった一人、天地創造の神に祈り求めると、天から火が降ったのです。それを見た人々は、エリヤの神こそが真の神だと叫びました。するとその後、大雨が降り始めました。人々の信仰告白に、神が応えて下さったようでした。天地創造の神は、今も全世界を治めておられます。イスラエルもシドンのあるレバノンも。欧州も米国も。中国も韓国も日本もです。自然をコントロールし、地球環境を整え、ウィルスも御手の中に治めておられます。燃えるような愛で私たちを愛し、祈りに応えて下さいます。だからこそ神は、私たちの熱い愛にふさわしいのです。

 第三に神は、永遠の立案者です(Ⅰ列王記19:7-8)。エリヤにとってカルメル山の大勝利は、全く想定外の結末を迎えました。創造主なる神の権威が証明されても、国王夫妻は何も変わらなかったのです。エリヤは大きな挫折を味わい、絶望の危機でした。その時、神は天使を遣わし、エリヤをホレブの山=シナイ山に導かれました。そこは何百年も前、神がモーセに十戒を授けた場所です。神はその山で、ユダヤ人にこう命じられました。「わたし以外に、他の神があってはならない。・・・偶像を造ってはならない。・・・それらを拝んではならない。」(出エジプト記20:3-5)ユダヤ人の原点と言えるその山で、神はエリヤと差しで話す計画だったのです。

 そこで神は、エリヤに次の使命を与えられました(Ⅰ列王記19:15-16)。エリシャを弟子とし、働きを引き継ぐ使命です。神は永遠の昔から、この計画を立てておられました。国王夫妻が悔い改めないことも、神は知っておられました。エリヤが挫折を味わうことも知っておられました。その上で神は、エリヤが次にすべきことをあらかじめ用意しておられたのです。神は、私たちの人生にも永遠の計画を立てておられます。コロナ終息後どうすべきかも、神に計画があります。だから私たちは安心して、このお方について行けます。熱い思いをもって私たちは、神を愛し続けることができるのです。

 神の燃えるような愛を感謝しましょう。どんな時も私たちは、熱く神を愛して行きましょう。

「エリヤは答えた。『私は万軍の神、主に熱心に仕えました。・・・』」(Ⅰ列王記19:10)

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