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2020年9月20日 (日)

歴史的勝利を共有する

 新型コロナとの「戦い」が続いています。日本では第2波がある程度落ち着いてはいるようですが、他の国々では感染が拡がっています。先週日曜日、世界保健機関(WHO)は、あまり嬉しくないニュースを発表しました。全世界の新規感染者数が、過去の最多記録を更新したそうです。1日あたり30万7,930人です。世界の死者数は、13日までで91万人以上。現在、最も感染が急増する国はインドで、先週日曜は1日9万4千人以上です。第2位は米国で、4万5千人台。第3位はブラジルで、4万3千人台。これまでの死者が最も多いのは米国で、19万4千人を超えています。欧州や豪州、韓国でも再び新規感染者が増加中です。金曜夜に新年を迎えたイスラエルでも感染が増え、2度目の全国的なロックダウンが始まりました。

 一方、日本で新規感染者が最も多かった日は8月7日で、1,605人。日本の死者数累計は、1,400人台にとどまっています。人口や社会環境が違うので単純に比べられませんが、日本は比較的感染が抑えられているようにも見えます。

 この「戦い」の目標はウイルスの撲滅ではなく、共生・共存だとも言われています。ワクチンや薬ができても、新型コロナは、風邪やインフルエンザのように社会に常駐するかもしれません。長崎大学の山本太郎教授は、「被害を最小化しつつ、ウイルスと早く共生関係に入るべきだ」と語っています。ウイルスと一緒に生きるということです。「新型コロナの免疫を多くの人が持てば、似通った新たなウイルスへの防波堤になり得る。ウイルスにより強い社会になる」という話です。

 山本教授はさらに、希望を持つことが大切だとも語っています。昔、アフリカでエイズ対策をした時、なかなかうまく行かなかったそうです。戦争や暴力、飢餓があり、人々は10年後の元気な自分を想像できなかったからです。厳しい状況の中でも、何を考えるかは私たちの自由です。明るい未来を思い描くこともできます。近い将来、コロナとの「戦い」に歴史的な大勝利があることを期待しています。

 旧約の時代、ユダヤ人はさまざまな敵と戦いました。モーセたちはエジプト脱出後、荒野でアマレク人と戦いました。ヨシュアたちは約束の地に入り、カナン人たちと戦いました。ギデオンは、イスラエルを荒らしたミディアン人と戦いました。サムソンは、ユダヤ人を苦しめたペリシテ人と戦いました。このペリシテ人はたいへんな強敵で、その後、サムエル、サウル、ダビデの時代になっても戦いは続きました。

 イスラエルが経験した歴史的勝利の一つは、エラの谷の「天下分け目の戦い」だったかもしれません。ユダヤ人兵士たちは、その谷に集結しました。この「集まり」も、「カハール」というヘブル語です。この集まりで、ユダヤ人の代表戦士となったダビデは、“進撃中の巨人”ゴリヤテを倒しました。そしてイスラエルは、ペリシテ軍を追い払いました。ユダヤ人たちは、ダビデの歴史的勝利を共有したのです。

 ダビデの子孫であるイエス・キリストも、人類を代表し、「天下分け目の戦い」に臨みました。それは、永遠の昔から予定されていた人類最大の戦いでした。敵は全人類の罪と死、そして人を惑わす悪い霊たちでした。その戦いで、キリストは歴史的な勝利を収めました。あらゆる誘惑に打ち勝ち、罪を帳消しにし、死からよみがえられたのです。イエス・キリストを信じる人は、この歴史的大勝利を共有することができます。オンラインの集まりでも、私たちはこの勝利を喜び、ともにお祝いできるのです。

「ここに集まっているすべての者も、剣や槍がなくても、主が救いをもたらすことを知るだろう。この戦いは主の戦いだ。主は、おまえたちをわれわれの手に渡される。」(Ⅰサムエル17:47)



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